富士フイルムBI 個室型ワークスペースでオンライン相談サービスの実証実験
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)と、遠隔接客サービスを提供するタイムリープ株式会社は、街ナカの個室型ワークスペース「CocoDesk」を、さまざまな生活関連サービスのオンライン相談の場として提供する実証実験を、4月22日より開始した。実証期間は、3カ月間程度を予定している。
近年、新型コロナウイルスの流行を受けたテレワークの増加により、ビジネスシーンではオフィス内や移動先、自宅等あらゆる場所で、非対面で行うオンライン会議が一般化した。さらに、店舗での面談をともなう生活関連サービスでも、面談のオンライン化が拡がっている。一方で、「自宅やカフェなどで周囲に人がいる環境ではプライバシーに関する内容は話しづらい」、「通信環境やパソコンなど必要な設備が整っていないため手軽にはできない」などといった、オンライン面談ならではの新たな課題も生まれている。
このような社会背景を受け、本実証実験では、富士フイルムBIが東京地下鉄と提供している個室型ワークスペース「CocoDesk」と、タイムリープ社が提供している、店舗運営の効率化と対面に近い接客体験を実現する遠隔接客システム「RURA」を組み合わせることで、サービス事業者が従来店舗窓口で行ってきた相談等を、利用者の生活動線上で、プライバシーが保たれた空間で行うことができる『新しい店舗の形』を提供する。
提供サービスは、保険相談、法律相談受付、不動産賃貸相談、メンタルヘルスサポート、占いからスタートし、今後サービスの追加を計画している。
【実証実験に参加する企業と提供サービス一覧】
《保険相談》 株式会社アイリックコーポレーション
《法律相談受付》 アディーレ法律事務所
《不動産賃貸相談》 Apaman Property株式会社
《メンタルヘルスサポート》 ダイヤル・サービス株式会社
《占い》 Mari-Ciel株式会社