クラウド請求書受領サービス「Bill One」が「freee会計」とのAPI連携開始

BillOneとfreee

 Sansanは、「中小企業DX支援プロジェクト」の第2弾として、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」と、freeeが提供する会計ソフト「freee会計」が、API連携すると発表した。本連携機能は、4月12日より提供を開始した。Bill Oneで受領した請求書情報を基に作成した仕訳データを、freee会計にAPI連携できるようになることで、経理業務をデジタル化、月次決算の加速を実現する。
 本連携機能の利用には、Bill Oneおよびfreee会計の契約が必要になる。
 Bill Oneでは、従業員100名以下の法人を対象に初期費用・月額費用ともに無料で利用できる「スモールビジネスプラン」を提供しており、従業員100名以下のfreee会計ユーザーは、Bill Oneとの連携機能を無料で利用することができる。また、Bill Oneのスモールビジネスプランユーザーは、通常有料であるfreee会計とのAPI連携を無料で利用することができる。

BillOneとfreee

 Bill Oneは、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化し、月次決算の加速を後押しできるクラウド請求書受領サービスである。2020年5月のローンチ以降、経理業務の効率化を目的に積極的な機能アップデートを行っており、2021年10月には、受領・データ化された請求書情報を基に仕訳データを作成できる機能を追加した。
 今回のAPI連携によって、Bill Oneで受領した請求書を基に作成した仕訳データを、freee会計へ連携できるようになる。freee会計に事前設定されている勘定科目や取引先などのマスター情報をBill OneにAPI連携することができるため、連携のために別でマスター情報を作成する必要はない。
 ユーザーは、請求書情報を入力する際の記入ミスが無くなり、経理業務の質の向上につながる。さらに、請求書の受け取りから各種書類の作成までをクラウド上で行うことができるため、請求書の開封のためにオフィスに出社する必要が無くなるだけでなく、無駄な工数の削減や業務の効率化により、月次決算を加速することができる。