京セラドキュメントソリューションズジャパン クラウドベースの印刷・スキャンアプリをバージョンアップ

京セラDS クラウドサービス

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、現在発売中のクラウドベースの印刷・スキャンアプリケーション「Kyocera Cloud Print and Scan」のバージョンアップを2022年3月14日に行った。バージョンアップでは、クラウドへの転送・連携機能の追加や操作性の改善を行った。
 バージョンアップにより、受信FAXのクラウドストレージ転送に対応した。複合機で受信したファクスを、クラウドストレージに転送することが可能になる。これにより、テレワーク先でもFAXの確認や、その後の処理業務もスムーズに行える。
 また、印刷ジョブの多彩な出力設定に対応した。これまでは、複合機、プリンターに対する印刷指示は、カラー/モノクロ指定、片面/両面印刷などシンプルな設定のみだった。バージョンアップによって給紙カセットや排紙先の選択、ステープル・パンチの設定など、多彩な印刷条件を設定し印刷ができるようになった。
 さらに、ビジネス向けクラウドストレージと連携した。オンラインストレージサービスのOneDrive、Googleドライブ、Boxに加えて、ビジネス向けクラウドストレージとして代表的なOneDrive for Business、Box Enterpriseとの連携にも対応した。
 簡易認証印刷に対応した。複合機のタッチパネルからログインする際にIDとパスワードを入力していたが、PINコード(暗証番号)を入力するだけでログインが可能になり、手軽に認証印刷を始められる。
 そのほか、バッチ印刷に対応した。これまでは、Kyocera Cloud Print and Scanに保存されたジョブを印刷する際に、タッチパネルでジョブを指定する必要があったが、ログインするだけで保存したジョブをまとめて印刷できるバッチ印刷に対応した。さらに、複合機にICカードをかざしてログインできるように設定すれば、タッチパネルに触れずに印刷することができ、感染予防対策に貢献する。