リコー CVCファンドを通じa23s社と資本提携締結 リーガルテック分野の取組を加速
リコー 2025年4月15日発表
リコーは、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて、このほど企業法務アウトソース・サービス(Alternative Legal Service Providers、以下 ALSP)として「クラウドリーガル」を提供するa23s株式会社と資本提携契約を締結した。
法令遵守やコンプライアンスへの要求が高まる中、ビジネス機会の損失や競争力の低下といった経営リスクが顕在化しつつある。こうした背景から、各種規制や問題に対応する企業法務の重要性が増す一方で、企業法務人材の採用難やノウハウ不足が大きな課題となっている。a23sはAIと弁護士ネットワークを活用したALSPの提供を通じて、これらの課題解決に取り組むスタートアップである。
リコーグループの顧客においても、専門性の高い企業法務に関する業務課題が顕在化している。国内販売会社のリコージャパンでは、リーガルテック分野において、社内実践から生まれた「RICOH Contract Workflow Service」やドキュメントライフサイクルサービスをすでに提供している。今回の資本提携を通じて、これらの取り組みをさらに広範かつ戦略的に推進していく。
【出資先概要】
《会社名》a23s株式会社
《代表者》﨑地 康文
《本社所在地》東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.7階
《設立年月》2022年5月
《事業内容》バーチャル法律事務所プラットフォームシステムの開発
《公式サイト》https://www.cloudlegal.ai/