リコー 「RICOH Innovation Fund」を通じてO Ltd.と資本提携締結

リコー 2025年4月9日発表


 リコーは、3月24日にCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて、米国O Ltd.(以下 O社)と資本提携契約を締結した。

 ハイブリッドワークの普及とテクノロジーの進化により、多様な働き方が一般化する一方で、チーム間のコミュニケーションが希薄になり、共有知の蓄積や創造的なコラボレーションが進みにくい課題も生じている。O社が提供するメタバースプラットフォーム「MEs(ミーズ)」は、ユーザーの思考の経過を保存し、視覚化することにより、ユーザー同士が互いの発想に触れながら新たなアイデアを創出できる場を提供する。リコーはO社との連携を通じて、デジタル空間における創造力の発揮に関する知見を深め、より多様で創造的な働き方の実現を目指す。

 また、リコーでは、チームの創造力を高めるための次世代会議空間「RICOH PRISM」を実証実験として展開中である。今後O社との連携により、デジタルとリアルが融合する新たなサービス体験の提供可能性を探っていく。