キヤノンMJ スタートアップ企業と共創し新規事業創出を目指す「spark.meアクセラレーションプログラム」の成果報告会を開催
キヤノンマーケティングジャパン 2025年4月7日発表
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、スタートアップ企業や社内起業家とともに社会課題解決を起点とした新しい価値の創出をめざす「spark.me(スパークミー)アクセラレーションプログラム」の成果報告会「Demo Day」を、3月18日に開催した。1次選考を通過した国内外のスタートアップ企業10社が成果発表を行い、4社がspark.me Awardを受賞した。
本プログラムの募集テーマは、(1)ヘルスケア・医療、(2)レジリエンス、(3)カルチャーテクノロジー、(4)地方創生の4つで、国内のみならずアメリカや韓国、インドなど海外のスタートアップ企業からも多数の応募が集まった。そしてこのたび、今後キヤノンMJとともにPoC(実証実験)を進めるスタートアップ企業を決定するため、一次選考を通過した10社による成果報告会「Demo Day」を開催した。
「Demo Day」では、各スタートアップ企業が、キヤノンMJ社員から選出された事業開発アクセラレーター、プロモーターとともに、実証実験計画や新たな共創サービスについてピッチを行った。3点の審査基準「募集テーマとの親和性」、「アイデアの新規性」、「社会的インパクト」をもとに、厳正な審査の結果、4社がspark.me Awardを受賞し、うち1社をBest spark.me Awardに決定した。
Best spark.me Awardを受賞したGeneral Prognostics Inc.は、ウエアラブルデバイスで心不全の悪化の早期予測を実現するアメリカのスタートアップ企業である。審査では、General Prognostics Inc.の持つ、血液検査×デジタルの組み合わせによる独自性の高いアルゴリズムとその非医療機器としての利用が評価され、受賞に至った。
キヤノンMJは今後、spark.me Awardを受賞した企業のみにとどまらず、「Demo Day」に参加した各スタートアップ企業と本格的な実証実験を実施していく。優れた技術やプロダクトを有するスタートアップ企業と連携し、社会課題を起点とした新たな事業の創出に挑む。
【受賞企業】
●Best spark.me Award
General Prognostics Inc. (Co-founder, CEO:松岡俊祐)
《募集テーマ》ヘルスケア・医療
《事業内容》ウエアラブルデバイスで心不全の悪化の早期予測を実現。悪化する前に治療でき、世界的に増加する心不全患者に対する医療費の削減とQOL向上に貢献
《協業プラン》地方自治体における心不全の重症化・再発予防に対する見守りの有用性検証
●spark.me Award
日本GXグループ株式会社 (代表取締役共同 CEO:吉岡賢史)
《募集テーマ》レジリエンス
《事業内容》日本カーボンクレジット取引所(JCX)の運営、企業向けGXコンサルティング
《協業プラン》個人のカーボンニュートラル化に向けた、環境価値の新たな利用可能性の検証
LIONROCKET (CEO:Seunghwan Jeong)
《募集テーマ》カルチャー テクノロジー
《事業内容》世界トップレベルの「ブレインブースティング技術」と「キャラクター固定化技術」をリードし、デジタルコンテンツの制作エコシステムを支える生成AI技術スタートアップ
《協業プラン》生成AIを活用した4コマ漫画の創作プロジェクト
ABCD株式会社 (代表取締役 CEO:塩野達也)
《募集テーマ》地方創生
《事業内容》国内企業の海外進出支援事業/越境マーケティング支援事業
《協業プラン》地域企業や地域商材の海外展開支援の協業検証