Sansan Bill Oneに未到着の請求書を可視化する「到着管理機能」 AI活用し請求書の到着日を予測

Sansan 2025年3月27日発表


Sansan Bill Oneに未到着の請求書を可視化する「到着管理機能」

 Sansanは、インボイス管理サービス「Bill One」に、AIを活用した新機能「到着管理機能」を追加した。
 本機能では、一覧化された取引先ごとの請求書に対し、AIが過去に受領した請求書情報を基に到着日を予測する。これにより、経理担当者や請求書を受領する担当者は、請求書の到着タイミングを事前に予測でき、到着遅れにも気づきやすくなるため、月次決算の計上漏れを削減することが可能になる。
 なお、過去の請求書到着実績から当月の到着日を予測する技術に関して、特許を出願している。

Bill One上での「到着管理機能」の画面イメージ

 「到着管理機能」は、取引先ごとに直近3カ月における請求書の到着状況を一覧化する。チェックボックスをクリックするだけで、当月に請求書が届いていない取引先のみを表示することも可能である。また、AIが過去の請求書の到着実績から、当月の到着日を予測する。
 これにより、経理担当者はもちろん、総務など取引先から直接請求書を受領する部門の担当者も、請求書の到着タイミングを事前に予測でき、到着遅れにも気づきやすくなるため、効率的に取引先へ進捗確認ができるようになる。
 さらに、請求書の取引内容や受領頻度などを自由に記入できるメモ欄も備えているため、請求書の受領担当者が当月の状況を記載することができる。経理担当者は、メモを確認することで未到着の請求書に関する状況を効率的に把握し、月次決算への計上を判断することができる。

 今後、AIが予測した請求書の到着日に応じて、自社内の担当者、さらにはBill Oneを通じて請求書を発行する取引先にも通知する機能など、より効率的に決算への計上漏れを防ぐ仕組みを検討していく。