コニカミノルタとトロント大学 5年間の共同研究契約延長に合意 AI強化センシング分野の取組み強化

コニカミノルタ 2025年3月21日発表


 コニカミノルタとUniversity of Toronto(所在地=カナダ オンタリオ州トロント市、以下 トロント大学)は、AI強化センシング分野の技術開発を加速するため、共同研究契約の5年間延長を3月14日に合意した。

 コニカミノルタは、世界中からAIの研究人材が集結しているトロント大学と、2020年9月より画像AI技術の応用システムに関する共同研究を実施しており、画像AIの処理性能向上や製造品質管理へのAI活用、分散システムにおけるAI活用時のデータ処理性能向上につながる技術獲得を行った。このたびの契約延長により、新たなAI関連技術の獲得を加速させるため、多種多様なセンシングデバイスで取得した大量データのAI処理技術で、環境負荷を低減する材料開発や製造工程の無人化実現を目指した “AI強化センシング“ 分野の取り組みを強化する。

 コニカミノルタは、中期経営計画(2023-2025)における技術戦略として、「強化事業を拡大するための技術開発の強化」と、「将来成長のための技術の仕込み」の2点に注力している。後者については、想定される将来社会からバックキャストし、自社の保有技術を活かして事業成長に貢献する技術の開発に取り組んでいる。特に「有限な資源の有効活用」と「気象変動への対応」の課題解決に注力しており、コニカミノルタが強みとする「センシング技術+AI技術」を活かすことで、社会課題の解決に挑戦し続ける。
 トロント大学は、1827年にカナダで設立された公立大学で、様々な世界大学ランキングで常に上位にランキングする世界トップレベルの研究大学でもある。医療、バイオ、材料化学、機械産業工学など様々な分野で世界的な研究者を抱え、またそれらの分野でAIやコンピューターサイエンス、ロボット技術を活用した革新的な研究に取り組んでいる。