サイボウズ 「kintone AIアシスタント(仮称)」β版利用ユーザーの募集を開始
サイボウズ 2024年11月7日発表
サイボウズは、ノーコード・ローコードツール「kintone(キントーン)」のAI新機能「kintone AIアシスタント(仮称)」のβ版の利用ユーザーを、11月7日〜30日の期間募集すると、11月7日に発表した。
■「kintone AIアシスタント(仮称)」とは
kintoneと生成AIと組み合わせることで、チームのデータ活用を支援する。今回提供するβ版は、「kintoneの検索機能」と「検索拡張技術(RAG)」を組み合わせた新機能で、アプリに蓄積されたデータを検索する機能を搭載する。本機能は、これまでのkintoneの検索機能とは異なり、自然言語による検索など、意味を解釈しての検索結果を期待でき、kintoneに蓄積されたデータを利活用しやすくなる。
業務に関わる多様なデータを集約することができるkintoneと生成AIを組み合わせることで、大量・多様な情報の中から、知りたい情報をスピーディに探すことや、これまで蓄積した案件情報や問い合わせ対応履歴などの情報を業務のノウハウとして有効活用することができるようになる。ユーザー数や登録データ、コミュニケーション量が増えても、役立つデータを見つけ出すことが容易にできるため、現場のデータ共有とデータ活用が進む。
■「kintone AIアシスタント(仮称)」の仕組み
kintone内のチャットで質問をすると、複数のアプリ内のデータを横断的に検索し、生成AIが回答を生成する。また、検索結果にはアクセス権が反映されるため、権限のないユーザーに非公開情報が公開されるリスクはなく、安心して利用できる。
■「kintone AIアシスタント(仮称)」のユースケース
例えば、問い合わせ対応において、「問い合わせ対応履歴」アプリや「FAQ」アプリのデータから、問い合わせに関する適切な回答を得やすくなる。新しくチームに入ったメンバーも、業務知識を迅速に身につけられるようになる。また、営業業務においては、「案件管理」アプリや「商談記録」アプリに蓄積されている他メンバーの案件内容や過去の商談記録から、ノウハウを得られるようになる。
■「kintone AIアシスタント(仮称)」β版募集について
本β版は、11月7日より11月30日まで、kintoneを利用しているユーザーを対象に募集し、2025年1月から、応募したユーザーの中から限定して提供する予定である。
その後、β版の運用・検証で得たフィードバックを活かし、AI機能の改善・開発を進めていく。