リコー 「TRIBUS 2024」統合ピッチコンテストを実施 社内外14企業・チームの参加決定

リコー 2024年9月24日発表


 リコーは、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指す統合型アクセラレータープログラム「TRIBUS(トライバス) 2024」の統合ピッチコンテストを9月20日に開催し、本年度のプログラムに参加する社内起業家5チーム、スタートアップ企業9社を決定したと、9月24日に発表した。

 6期目となる本年度は、「好奇心を持って未知の世界に冒険する」をテーマに、アクセラレータープログラムへ社内からは65件の応募があった。また、リコーグループ内から提示された5つの事業領域とその他領域でビジネスアイデアを広く募集し、社外からは過去最大となる172件の応募があった。社内外の審査者により選出された社内起業家チームとスタートアップ企業は、アクセラレータープログラム期間中、リコーグループ内外からのサポートを受け、ビジネスアイデアの検討や実証実験などを行う。また、スタートアップ企業には、リコーグループとの連携を支援する担当者(カタリスト)が伴走し活動を後押しする。その成果は、2025年2月7日に予定しているInvestors Dayで発表される。
 リコーの創業者である市村清氏は、理化学研究所から生まれたベンチャー企業としてリコーを創業し、その後も世の中にイノベーションをもたらす製品やサービスを数多く生み出した。その創業の精神に立ち返り、チャレンジする人の支援・育成、新規事業の創出を促進する文化のさらなる醸成を目指す。

リコー「TRIBUS 2024」集合写真
「TRIBUS 2024」集合写真

【採択企業/チーム】(敬称略)
■スタートアップ企業と応募プラン概要
・株式会社THA(代表 西山朝子)
  「AI社長」社長と従業員の距離を近づけ、従業員が自走できるようにする最先端AIサービス
・株式会社ジョシュ(代表 山﨑康平/永島匡)
  『連携ジョシュ』医療介護領域の人とケアをつなぐ情報連携クラウドサービス
・株式会社エイチ(代表 伏見匡矩)
  RICOH kintoneとのワークフロー承認・経費清算連携等を伴う出張・ワークスペース・会議室・弁当などの法人購買・手配等連携によるさよなら雑務
・EAGLYS株式会社(代表 今林広樹)
  プライバシー保護×データ活用技術で、働く人を守り、寄り添い、自律を支援する新規プロダクトを開発
・株式会社 a.s.ist(代表 林悠偉)
  樹脂判別ハンディセンサーと統計的データ解析による、プラスチックごみの価値の自動計算アプリの開発
・株式会社Circloop(代表 中村周太)
  オフィス、シェアオフィスの資源循環を実現するリユーザブルカップシェアサービス“Circloop”
・株式会社palan(代表 齋藤瑛史)
  デジタルARマップで地域の魅力を拡張!観光客の周遊促進と多言語ガイドを実現し、交流人口を拡大へ。
・イオリア株式会社(代表 松原元気)
  LLM活用で超ローカルな情報を自動で配信。推しを見つけてその地域ならではのスポットを見つけるアプリ
・株式会社コレクテスト(代表 岩田翼)
  「それ本物?」トレーディングカードのAI真贋鑑定サービス「VALUE SCOUTER SERVICE(VSS鑑定)」

■社内起業家チームとアイデアの概要
代表者 氏本勝也(株式会社リコー) デジタル嗅覚による官能検査と環境計測のDX
代表者 瀧居真梨子(株式会社リコー) 義歯を適正条件で歯科医(患者)へ届けるサービス
代表者 松山良幸(リコージャパン株式会社) 1on1をアップデートする傾聴による伴走サポート
代表者 櫻井玲子(株式会社PFU) AI活用による高齢者包括見守りシステム
代表者 富岡奈緒輝(株式会社PFU) 倉庫業の未来を変える 新しい入庫管理