リコー drupa2024で期待以上の成果 期間中に大量受注を獲得

リコー 2024年6月25日発表


 リコーは、5月28日から6月7日までドイツ・デュッセルドルフで開催されたdrupa2024において、出展したインクジェット・プリンティング・システム、プロダクションプリンター、ソフトウエア、産業用プリントヘッドのすべての技術分野において100件以上の受注を獲得し、期待を上回る結果となったと、6月25日に発表した。

 リコーによると、同社の画期的なインクジェット・プリンティング・システムへの関心は高く、高速連帳インクジェット・プリンティング・システムRICOH Pro VC80000とB2サイズ対応の枚葉インクジェット・プリンティング・システムRICOH Pro Z75が来場者に注目された。
 オランダに本社を置く印刷マスカスタマイゼーションのリーダーであるCimpress(シンプレス)社は、アプリケーションの専門知識を広げ、生産を合理化するためにRICOH Pro VC80000への投資を選択したほか、ドイツのSattler Media Group GmbHは、同システムのベータテストが大成功を収めたことを受け、インクジェット技術の共同革新に向けたコミットメントを確認した。さらに、サウジアラビアの販売代理店SAMIR Groupは、Efad Group/Fekrah Press社向けにRICOH Pro Z75を発注した。
 また、IDC Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker(Calendar 2023)において、高速連帳インクジェットシステムの2023年世界シェア第1位を獲得した。
 リコーは、インクジェット・プリンティング・システムへの関心は予想通りだったが、トナーベースのプロダクションプリンターであるRICOH Pro C9500、RICOH Pro C7500、RICOH Pro C5300も多くの来場者に注目されたとし、最終的には欧州地域をはじめとする世界中のさまざまな顧客から180台以上の注文を受けるなど、大量の取引となったと明らかにした。