インフォマート フード業界向け「BtoBプラットフォーム 受発注」の流通金額が2兆円突破
インフォマート 2024年2月22日発表
インフォマートは、国内最大級のフード業界向け受発注プラットフォーム「BtoBプラットフォーム 受発注」の流通金額が2兆円を突破したと、2月22日に発表した。
2020年以降のコロナ禍で、飲食店・食品卸企業をはじめとしたフード業界は大きな打撃を受けたが、2023年に新型コロナウイルスが5類感染症に移行すると、国内旅行やインバウンド、店内飲食の消費等が拡大したことから、外食産業は回復傾向にある。
しかし、フード業界では、昨今の人手不足や原材料の高騰、さらに物流の2024年問題等が新たな課題となっている。こうした課題の解決策として業務のデジタル化が一層必要とされている。
インフォマートは、「BtoBプラットフォーム 受発注」の提供を通じて、外食企業とその取引先である卸企業の双方における受発注・請求業務のデジタル化に注力してきた。これらの業務をデジタル化することで、フード業界で慣行となっている"どんぶり勘定"等のアナログからの脱却や業務属人化の解消だけでなく、原価管理や経営の見える化も実現する。
同社は、2003年にサービスの提供を開始してから、利用企業数を堅調に拡大してきた。流通金額は2020年のパンデミックで減少したが、徐々に回復し、2023年はコロナ禍以前の2019年を上回る2兆2,743億円となり、外食産業市場におけるシェア率は34.6%(同社独自推計)となった。
「BtoBプラットフォーム 受発注」の利用企業数が拡大している背景には、コロナ禍によるバックオフィス業務のデジタル化や、デリバリーやテイクアウトの市場が拡大しただけでなく、デジタル化の利便性を実感した食品卸企業からのニーズも増加したことが挙げられる。本サービスの利用企業数は、2023年12月末現在、外食やホテル、給食等の買い手企業が3,915社、食品卸企業等売り手企業が4万4,044社、計4万7,959社となった。