富士フイルムBI 個人とチームの生産性を高める働き方を推進する新拠点を設立 カーボンニュートラルを実現
富士フイルムビジネスイノベーション 2023年10月25日発表
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、個人とチームの生産性を高める働き方を推進する新拠点を⻄新宿(ビル名:住友不動産新宿ファーストタワー)に設立する。新拠点は、同社が提唱する「Activity Based Working」を可能とするオフィス設計を導入したものである。働き方改革を通じた使用電力の削減と再生可能エネルギーの活用により、同社国内オフィス拠点では初めてカーボンニュートラルを実現した。同社関係会社に加え、富士フイルムグループ内の複数会社を含む全8社・約2,100人が、現在のオフィスから新拠点に順次移転し、11月5日までに入居を完了する予定である。
同社は、2009年から「いつでも・どこでも・誰とでも」という働き方をコンセプトに働き方改革に取り組んできた。現在同社が推進する「Activity Based Working」は、働き方の視点に、「個人」に焦点を当てた生産性向上だけでなく、コミュニケーションの促進で生まれる「強いチーム力」による生産性向上を取り入れることで、組織全体の生産性向上を目指すものである。現在、同社は、本社拠点をはじめ、国内販売会社の全国にある拠点へ「Activity Based Working」の導入を進めている。
同社は、新拠点でも「Activity Based Working」を推進するため、「個人」が集中できるエリアと、「チーム」で効率良く働く上でコミュニケーションを促進させるエリアの両方を設置し、組織全体で生産性向上を図っていく。また、リモートワーク活用による、場所に縛られない働き方や、同社が培ってきた業務プロセス改善ノウハウ・知見をもとにした、紙ベースの業務のデジタル化を展開。具体的には、同社関係会社(富士フイルムサービスクリエイティブ)では、販売事務・営業サポート部門にて契約書や請求書など紙媒体を扱う業務をデジタル化する。これにより、年間970万枚(Aサイズ)の出力を削減し紙の保管スペースを減らすことが可能。また、リモートワークの促進で執務スペースも縮小できる。
今回、富士フイルムグループの全8社・約2,100人が、現在のオフィスから、「Activity Based Working」を可能とする新拠点に移転することで、移転前よりも専有面積を約27%(約6,000㎡)削減する。これによる使用電力の低減、さらには最新オフィスビルの省エネルギ―設備により、入居フロア全体で使用する電力量を約80%削減する見込みである。また、再生可能エネルギーを活用することで、オフィスのカーボンニュートラルを実現する。
【新拠点の概要】
《ビル名》 住友不動産新宿ファーストタワー
《所在地》 東京都新宿区⻄新宿 5-1-1
《オフィス面積》 1フロアあたり 2,007.66㎡(607.33坪)
《入居フロア》 10〜17階
【新拠点に入居する会社および人数】
《本社機能が入居する会社》
富士フイルムサービスクリエイティブ株式会社/富士フイルムデジタルソリューションズ株式会社/富士フイルムプリンティングシステムズ株式会社/富士フイルムシステムサービス株式会社/株式会社富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー
《一部機能が入居する会社》
富士フイルムホールディングス株式会社/富士フイルムビジネスエキスパート株式会社/富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
計8社7拠点、約2,100人