キヤノン・日本テレビ・読売新聞が日本映画テレビ技術協会「映像技術賞」を共同受賞
キヤノン 2023年8月9日発表
キヤノン、日本テレビ放送網、読売新聞東京本社は、一般社団法人 日本映画テレビ技術協会が主催する、2022年度「映像技術賞(OAG部門)」を、共同で受賞したと、8月9日に発表した。
【今回受賞した取り組みについて】
プロ野球2022年シーズンにおいて、東京ドームで開催された読売ジャイアンツの一部試合を対象に、キヤノンのボリュメトリックビデオ技術を活用した中継を行った。バッティングや走塁、守備連携など、あらゆるシーンのリプレイ映像を、通常のカメラでは決して表現できない360度自由な視点からリアルタイムに制作し、放送に利用した。革新的なプロ野球中継を実現させたこれらの技術・工夫が高い評価を受け、今回の受賞に至った。
■ボリュメトリックビデオ技術とは
キヤノンが開発したボリュメトリックビデオ技術とは、100台規模のカメラで撮影した画像から、3Dデータを生成する技術である。撮影した空間内を、まるで透明のカメラ付きドローンで撮影しているかのような、360度自由な視点での映像制作を可能にする。広範な撮影エリアをリアルタイムに映像生成することができるキヤノンならではの特長を生かして、スポーツやエンターテインメント分野を中心に幅広く活用されている。