三浦工業が国内全拠点に営業DXサービス「Sansan」を導入
Sansan 2023年7月25日発表
Sansanは、三浦工業が営業DXサービス「Sansan」を国内の全社員、約3,600名に導入したと、7月25日に発表した。
今回の導入により、三浦工業は全国に約100か所ある拠点と本社の技術、購買、スタッフ部門の人脈を一元管理できるようになり、網羅性の高いデータベースをさまざまな営業活動に活用することで、営業生産性の向上を実現する。
東京都港区高輪に東京本社を置く三浦工業は、「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」という企業理念の実現に向けて、ボイラ製品や水処理機器を中心とした製品の販売とメンテナンスをグローバルに展開しており、小型貫流蒸気ボイラでは国内トップのシェアを占めている。
今後さらなる事業の拡大・強化や新製品への研究開発投資のため、中期経営計画ではIoT基盤の構築、業務DXの推進を掲げている。DX推進では定型的な事務作業から脱却し、より付加価値の高い業務に重きを置くことを目指して、基幹システムの強化や新しいデジタルツールの導入に取り組んでおり、人脈情報の可視化と営業活動の効率化を目的に今回Sansanの導入に至った。
●網羅性の高い顧客データベースを構築
三浦工業では今まで、自社の基幹システムに名刺情報を集約し管理していたが、全国の拠点で人脈の共有とデータの利活用が進まない状況に課題を感じていた。そこで今回Sansanを導入することで、国内全拠点の約3,600人が持つ名刺や面会履歴といった接点情報の蓄積・共有が可能になった。またSansanは、高いデータ化精度やAIを活用した独自の名寄せ技術により、Sansanに蓄積した接点情報を最新の状態に保つことや、重複した情報の登録を防ぐことが可能である。全社横断で正確な顧客基盤を構築し、効率的な営業活動や業務生産性の向上を推進する。
●営業部門やメンテナンス部門における業務生産性向上
三浦工業では、新規顧客の開拓や既存顧客の深耕、定期的なメンテナンス提案などに自社の顧客基盤を活用している。Sansanに蓄積した全社の人脈と過去の接点履歴を閲覧できるようになることで、キーパーソンへの的確なアプローチや他部署との人脈共有によるアップセル・クロスセルの提案を実現する。さらにメンテナンス部門においても、既存設備のメンテナンスや交換、省エネ商品の提案にSansanを活用することで、定期的な顧客へのアプローチや適切な関係性構築が可能になり、売上の増加が見込める。