「リコー バイオメディカル スタートアップ ファンド」設立後初の投資
がん免疫療法及び感染症ワクチンを中心とする医薬品の研究・開発・製造するスタートアップへ投資
リコー 2023年3月27日発表
リコーと、ベンチャーラボインベストメントは、2022年9月に設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンドである「リコー バイオメディカル スタートアップ ファンド」を通じ、がん免疫療法及び感染症ワクチンを中心とする医薬品の研究・開発・製造を行うユナイテッド・イミュニティ(株)に対し、ファンド設立後初めてとなる投資を決定したと、3月27日に発表した。
ユナイテッド・イミュニティ社は、がん免疫療法及び感染症ワクチンを中心とする医薬品の研究・開発・製造を行っており、京都大学発のナノ粒子型ドラッグデリバリーシステム(DDS)である「プルランナノゲルDDS」の臨床応用を目指している。同社の「プルランナノゲル」は、マクロファージ選択的な薬剤送達技術であり、がん組織やリンパ節に存在するマクロファージに選択的に任意の薬剤をデリバリーすることが可能であるため、マクロファージを標的とする新規がん免疫療法の開発において強力な創薬デバイスとなる技術であり、「免疫とナノテクノロジーの融合技術でがんと感染症を克服する」という同社の目標を実現するための優れた技術である。
同ファンドでは、ユナイテッド・イミュニティ社のような秀逸な創薬技術を保有する企業への投資を通じて、日本国内における創薬基盤の整備・構築の加速と、人々の健康と安心への貢献を目指して、引き続き投資先を検討していく。