OKI 大分銀行に「コンタクトセンタークラウドサービス」を納入
OKIは、大分銀行に「コンタクトセンタークラウドサービス」をこのほど納入したと、2月21日に発表した。本サービスは、OKIが保有するコンタクトセンターのノウハウをクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」と組み合わせることで、顧客環境に合わせた柔軟なシステム連携や機能拡張を可能としている。大分銀行では、顧客とのコミュニケーション強化やコンタクトセンター業務の効率化を目的に本システムを導入し、2022年12月19日より業務運用を開始している。
大分銀行が従来導入していたコールセンターシステムは、入手・参照できる顧客情報が前日時点のもので、最新のデータに基づいたきめ細かな顧客応対や提案ができないという課題があった。また、コンタクトセンターにおける顧客とのコミュニケーション手段は電話に限られていた。
OKIの「コンタクトセンタークラウドサービス」は、コンタクトセンターの基盤を「Amazon Connect」で構築し、OKIが保有するコンタクトセンターのノウハウを活用することで、既存システムとの連携や機能拡張を容易に行うことができる。例えば、勘定系システムとのAPIデータ連携機能を活用することで、顧客情報や取引情報がリアルタイムで参照でき、顧客の最新情報をシームレスかつタイムリーに確認することができる。
また、音声電話だけでなく、SMSなど、顧客が求める手段で必要な情報等を届けることが可能で、顧客へのサービス向上とコンタクトセンターの業務効率化、さらには提案の高度化を実現する。
稼働後のシステム運用・保守は、OKIが一括で代行運用するため、顧客のシステム運用負担を軽減する。
OKIは、本サービスにクラウドサービスならではの柔軟なシステム連携や機能拡張メリットと、OKIのAI技術や分析技術を活かし、音声自動応答やAIチャットボットを利用した無人応対、スマートフォンやタブレットでのリモート相談などの機能拡張を行うことで、さらなるコンタクトセンターの顧客サービスの向上を目指す。