エプソン 「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター2023」を受賞 10回目の選出

 セイコーエプソン(以下 エプソン)は、世界的な情報サービス企業であるクラリベイト Plc(英ロンドン、日本オフィス=東京都港区)が選定する「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター2023」に選出されたと、2月17日に発表した。エプソンは、2012年の初受賞から数え、今回で10回目の選出となる。

 「Clarivate TOP 100 グローバル・イノベーター」とは、世界中の発明データの比較分析を行い、革新力に直接結びつく指標を用いて各特許アイデアの優位性を評価し、グローバルイノベーションエコシステムのトップに位置する、優れたイノベーションパフォーマンスを継続的に発揮している企業や組織を年に1度選出するものである。
 評価は2段階のアプローチに基づいており、1段階目で、特許の出願数と保有数により企業・組織を抽出し、国際的な発明の割合と規模に基づいて「INTERNATIONAL FACTOR」が算出される。2段階目では「影響力」「成功率」「グローバル性」「希少性」の4つの要素でスコアを付け、他の全ての特許アイデアと比較される。

■エプソンの知的財産活動
 エプソンでは「主体的(Proactive)な知的財産活動」を重視し、将来を先読みした取り組みを行っている。そして独自の高度な技術であるコア技術を最も重要な資産と位置付けている。
 特に主力のプリンティング領域において、そのコアデバイスであるピエゾ方式プリントヘッド関係特許の保有数は業界トップであり、この知財力を基に、他社との技術差別化を図り、インクジェットプリンター新製品の開発に積極的に取り組んでいる。