Sansan「Eight」が「転職とリスキリングに関する調査」実施
Sansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」は、2022年に転職をした20代から50代のビジネスパーソン1000名に「転職とリスキリングに関する調査」を実施したと、2月8日に発表した。
今回の調査は、人材が流動的になる中、実際に2022年に転職したビジネスパーソンの転職に対する意識や実態を明らかにするとともに、昨今注目を集めるリスキリングが転職時にどの程度行われているのかを把握することを目的に行った。
■調査結果サマリ
・ 7割以上は転職先で新たなスキルを身に付ける必要があると回答。その内、スキル習得に取り組む転職者は9割超
・ 今後生き残っていくために必要なスキルとして、デジタルリテラシーやプロジェクトマネジメントが上位に
・ 今後転職を想定していないのはわずか1割、3人に2人は新しい職場での勤務を5年未満と考えている
・ 6割以上が転職は3回以内までと考えており、5回以内までを含むと8割に上る結果に
・ 転職の要因としてコロナ禍が影響はしたものの、新しいチャレンジやスキルアップが転職のきっかけに
・ およそ3人に1人が転職時にダイレクトリクルーティングを活用
■調査結果の概要(部分)
・7割以上は転職先で新たなスキルを身に付ける必要があると回答。その内、スキル習得に取り組む転職者は9割超
転職先で就業するにあたり、リスキリング(スキルの学び直し)をする必要があったかを聞いたところ、「ある」が31.1%、「どちらかというとある」が42.6%となり、合計で7割以上(73.7%)が転職時にリスキリングの必要に迫られていたことが判明した。
リスキリングが必要と答えた回答者に対し、実際に新しいスキルを身に付けたかを聞くと、「身に付けた」が45.3%、「身に付けるために学習している」が46.1%と回答し、9割を超える回答者(91.4%)がスキルの習得に取り組んでいることが分かった。転職のためのリスキリングが浸透していることがうかがえる結果となった。
また、新しいスキルを「身に付けた」、「身に付けるために学習している」と回答した人にどのような方法でリスキリングを行ったのかを聞いたところ、「オンライン学習コンテンツ」が最も多く6割以上(61.9%)にも上った。多忙なビジネスパーソンにとってオンライン学習コンテンツはスキマ時間を有効活用できることから人気が集まっていると考えられる。
・今後生き残っていくために必要なスキルとして、デジタルリテラシーやプロジェクトマネジメントが上位に
続いて、実際にどのようなスキルがビジネスにおいて重要視されているのかを明らかにするため、今後仕事をする上で生き残っていくために必要だと思うスキルを聞いたところ、「コミュニケーション能力(48.6%)」「語学 (37.0%)」「人材・組織マネジメント(30.3%)」がトップ3となった。次いで「デジタルリテラシー(29.0%)」と「プロジェクトマネジメント(26.4%)」に回答が集まり、上位にランクインする結果となっている。
従前より必要とされていたスキルに加え、需要が高まっているデジタルへの対応や、プロジェクトマネジャーとして求められるスキルなど、昨今のビジネスシーンで欠かせないスキルが注目を集めていることが分かる。