富士フイルムBI ApeosシリーズがJaSRO格付け「AAAis」取得 米国セキュリティー基準「NIST SP800-171/172」への準拠性で
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、(一社)日本セキュリティ格付機構(JaSRO)が付与する米国国立標準技術研究所(NIST)のセキュリティー基準「NIST SP800-171」および「NIST SP800-172」への準拠性を示す情報セキュリティー格付けで、同社のデジタル複合機・プリンター「Apeos」シリーズが国内で初めてとなる両セキュリティー基準での最高評価「AAAis(トリプルA)」を取得したと、12月28日に発表した。
「NIST SP800-171」とは、NISTが定めた、セキュリティー基準を示すガイドラインである。本基準に準拠するためには、110項目の高水準なセキュリティー要求を満足する必要がある。また、「NIST SP800-172」とは、より高度な攻撃に対応するために「NIST SP800-171」のセキュリティー要件を補完するものであり、情報の機密性、完全性、および可用性の保護に重点を置いている。
同社は、これまでも「NIST SP800-171」を調査・分析し、2020年8月に販売開始したデジタル複合機・プリンター「ApeosPort」シリーズでは、最高評価となる「AAAis」を国内で初めて取得するなど、企業として継続的にセキュリティーの強化に取り組んできた。
この度、これまでの「NIST SP800-171」のみならず、「NIST SP800-172」への準拠で求められる対策(特定、防御、検知、対応、復旧の管理策)についても極めて高い水準で織り込んでいることが評価され、国内で初めて「NIST SP800-171/172」の両セキュリティー基準において、最高評価の「AAAis」を取得した。