東芝テックグループグローバル連携でエコシステム構築
新規事業領域拡大のためダラス拠点の開発人員数を25年度約5倍に増強
東芝テックは、米国子会社のToshiba Global Commerce Solutionsと連携のうえ、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA(エレラ)」を活用したエコシステムを構築し、新規事業領域およびDXソリューションのさらなる拡大を目指すと、12月21日に発表した。
多様化するDXソリューションの要望に迅速に対応していくため、米国子会社のToshiba Global Commerce Solutionsは、ダラスにInnovation & Incubation hubを設立し、2022年秋より稼働を始めた。この拠点は、「クラウド開発、コンピュータビジョンやIoT分野への投資を通して成長戦略の加速」、「小売り業界への革新を生み出すために技術的パートナーシップへのコミットメントの強化」、そして「M&A専門チームの新設など、資本投資の幅を広げること」などを重要戦略として位置づけている。
この取組みを一層加速させるために、国内の開発人員の一部についてダラスのInnovation & Incubation hubへのシフトも検討している。そして2025年には現状の約5倍の数百名規模の開発体制の構築を目指し、日米でのシームレスな開発体制の下でシステム運用監視保守サービスや、データサービス、セキュリティサービスなどの各種リテールソリューションサービスをAs a Serviceとして提供するプラットフォーム開発を促進する。
東芝テックグループは、グローバル連携によって「ELERA」開発を加速し、スーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストア、レストラン、エンターテインメントといったさまざまな業種業態の顧客へ最適なソリューションの提供を実現するとともに、新規事業領域の拡大を目指していく。