インフォマートとあさかわシステムズがAPI連携 建設・工事業の経理業務を効率化 

 インフォマートは、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」と、あさかわシステムズが提供する建設・工事ソリューション「ガリバー」シリーズが、API連携を開始したと、12月7日に発表した。これにより、請求書の受け取りから会計処理の大幅な効率化が可能になり、建設・工事業における経理業務の生産性向上を後押しする。

【連携の概要】
 インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」は、請求書の発行・受け取り、支払金額の通知等をデジタル化する請求書クラウドサービスである。多様な請求業務をデジタル化することで、業務効率化やテレワーク実現に寄与する。
 あさかわシステムズが提供する「ガリバー」シリーズは、建設・工事業における案件の発生から工事完成までに生じる業務を一元管理することで業務効率化を手助けする統合型工事ソリューションで、多くの中堅ゼネコンや専門工事業者にて利用されている。
 経理業務では、請求書の受け取り・確認のために出社する必要があることや、請求データを入力する際の人為的ミスの発生等が課題となっている。また、建設・工事業は作業現場が各地に点在しているため、現場担当者と本社間での請求書の照合・管理に膨大な時間と手間がかかり、本社の経理担当者が確認のために現場に出向くケースもある。

 今回の連携により、工種・費目等を付与した請求書を「BtoBプラットフォーム 請求書」で受け取り、「ガリバー」へ自動で取り込むことができる。連携されたデータは、「ガリバー」上の支払管理画面確認後、会計伝票や工事原価に自動で反映される。現場担当者と本社間のやり取りも全てWeb上で完結するため、本社の経理担当者が確認のために現場に出向くという労力が削減でき、経理業務のデジタル化が実現する。

 また、2022年7月、インフォマートがが提供する契約書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 契約書」と「ガリバー」シリーズがAPI連携を開始した。そしてこの度、請求業務のデジタル化も推進すべく、請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」においても連携が実現した。