OKI 全国の特別支援学校25校を結んだ「合同遠隔社会見学」を支援
OKIグループの特例子会社であるOKIワークウェル(OWW)は、10月13日、全国25校の特別支援学校が共同で、児童・生徒254名を対象に実施した「合同遠隔社会見学」授業の運営を支援したと、11月2日に発表した。
この社会見学は、移動が困難で外出が難しい子どもたちに、ITによって「遠隔で社会を見学」してもらうものである。今回は、山口県立周南総合支援学校を発信校として、周南市徳山動物園と、新幹線の「顔」であるボンネットを打ち出す(株)山下工業所を紹介した。OWWによる遠隔社会見学の支援は、8年連続8回目となる。
授業では、童謡「ぞうさん」の作詞者、まど みちお氏のふるさとである周南市の徳山動物園のスタッフが園舎内を歩きながら動物たちの様子を映像と音声で中継し、飼育員の日ごろの仕事内容や、生物の種の保存などについて説明した。続いて山下工業所では、これまで手がけた歴代の新幹線車両を紹介し、板金の打ち出しによってボンネットを丸くする「匠」の技を見学した。
あわせて、周南総合支援学校の生徒たちが、全国から参加している生徒たちに向けて動物や板金加工にまつわるクイズを発信し、質疑応答などを通して交流を図った。
参加校の子どもたちはそれぞれの学校に居ながらにして動物園と板金工場を見学した。
授業を終えた周南総合支援学校の生徒からは「全国の人に、山口県の良いところや自慢できることを紹介したかったので、ここまで頑張ってくることができた」「周南の魅力が伝わってくれればうれしい」などの感想が聞かれた。