コニカミノルタの3製品と2施設が2022年度グッドデザイン賞を受賞
コニカミノルタは、以下の3製品と2施設が公益財団法人日本デザイン振興会主催 2022年度グッドデザイン賞を受賞したと、10月7日に発表した。
【受賞製品および施設】
・ハンディ型ガス漏えい検査システム
・高速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel 400」
・カセッテ型デジタル X 線撮影装置「AeroDR swift」
・プラネタリウムドームシアター「満天 NAGOYA」「プラネタリア YOKOHAMA」
【受賞デザインの評価ポイント】
■高速デジタルラベル印刷機「AccurioLabel 400」 〜印刷工程の自動化でオペレーションを効率化〜
《デザインのポイント》
専門ライセンス不要の操作性や色補正自動化技術により、スキルレス化とダウンタイムの削減を実現するデザイン。
《審査委員の評価(公式評価コメント)》
商業用印刷機のフラグシップモデルのデザインを踏襲することで、前機種から印刷クオリティーへの大幅な期待と絶対的な信頼性を打ち出した。操作の自動化等で専門スキルを必要としないアクセシビリティに⻑けたすばらしい製品に仕上がっている。両サイドに配置された大きなラベル収納部は、従来の収納型から大幅に変わりダイナミックな外へのせり出しにより、産業機器等では 表現の難しい軽快な印象を創る事に成功している。機器の価格を抑えながら白色での印刷を実現させ、表現の幅を大きく変える進化を弛みなく行う姿勢にも敬意を示したい。
■ハンディ型ガス漏えい検査システム 〜ガス漏えいを見える化しプラントの安定操業に貢献〜
《デザインのポイント》
高い可搬性と自由な撮影スタイルで、見えないガスの可視化・最適な保全を実現し、漏えい個所の早期発見と現場担当者の安全に寄与するデザイン。
《審査委員の評価(公式評価コメント)》
本製品の対象となるガスプラントなどのインフラ設備では、少子高齢化なども伴い、今後継続的なメンテナンスが社会的な課題になると考えられる。本製品は人間の目には見えないガスを可視化するテクノロジーを、持ち運びできるカメラ型のデバイスとしてデザインしている。それによって、さまざまな現場で利用でき、またカメラを通して実際の設備の映像に見えないガスを定量データと共に重畳表示でき、クラウド連携なども含めて熟練を要せず直感的で精度の高い検査を可能にしている。