Sansanが請求書受領サービス市場でシェアNo.1獲得 デロイト トーマツ ミック経済研究所が市場動向調査
Sansanは、同社のクラウド請求書受領サービス「Bill One」が、デロイト トーマツ ミック経済研究所が実施した請求書受領サービスの市場動向調査においてマーケットシェアNo.1を獲得したと、7月14日に発表した。当該調査においては、マーケットシェアNo.1の要因として、Bill Oneのサービスに対する信頼性の高さや、圧倒的な人員体制と組織力が評価されている。
■ミックITリポートの調査結果のポイント
・請求書受領サービス市場は年率76.2%の驚異的な成長が見込まれる有望市場で、2026年度には412億円の市場規模になると予測。
・テレワークの浸透や2022年1月に改正された電子帳簿保存法への対応など、紙が主流だった経理部門でも請求書業務のデジタル化需要が高まっており、請求書受領サービス導入の機運が一気に高まっている。
・クラウド請求書受領サービス「Bill One」は、急成長する請求書受領サービスとしてマーケットシェアNo.1を獲得。
■請求書受領サービスの市場とBill Oneに関する考察
当該調査では、請求書受領サービス市場は2026年に412億円を突破すると予測しており、テレワークの浸透や電子帳簿保存法を背景に新市場として急成長していくと見込んでいる。また、市場規模の拡大を背景に、各社ではテレビ広告やネット広告への積極的な広告投資、人材採用・育成の強化、会計サービスとの連携など、さらなる成長のための積極的な事業推進を行っていることを報告している。
当該調査において、Bill OneがマーケットシェアNo.1を獲得した要因として、以下二点を考察として挙げている。
・サービスへの信頼性
Sansanは、営業DXサービス「Sansan」を提供しており、名刺情報を取り扱うための盤石な セキュリティ体制を構築している点が、特に高いセキュリティレベルが求められる大手企業への導入拡大に寄与している。
・圧倒的な人員体制と組織力
営業DXサービス「Sansan」の事業推進のなかで築いてきた人員体制・組織力を基盤に、同サービスの8000件の顧客基盤を活用した営業活動を行うことで、新規顧客開拓で成果を上げている。また、導入企業のサポート体制も強化しており、継続的なサービス利用に寄与している。営業・顧客サポート共に、他社と比較しても圧倒的な人数を配置しており、組織力を生かしてサービスを成長させている。