富士フイルムBIがBox社と協業 「Box」上でDocuWorks文書の直接閲覧・検索可能に

 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、文書管理領域においてワールドワイドでトップレベルのシェアを持つ Box, Inc.(米国カリフォルニア州、以下 Box社)との協業を開始したと、6月23日に発表した。
 今回の協業開始により、Box社が提供するクラウド・コンテンツ・マネジメントサービス「Box」上で、富士フイルムBIのドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」シリーズのファイルフォーマット「DocuWorks文書(拡張子=.xdw)」の直接閲覧および検索が可能になる。富士フイルムBIは、国内外で累計800万ライセンスを超えて利用されている「DocuWorks」と、全世界で10万社以上に導入されている「BOX」を連携することで、より多くのお客様への価値提供を強力に推進していく。

 DocuWorksは、業務プロセスやシステムを大きく変えることなく、人が紙を使ってオフィスで行っていた作業のデジタル化を支援し、自宅などテレワーク環境下にあるPCでの業務の効率化に貢献する。また、作成済みのドキュメントは、クラウドストレージに直接アップロードすることで、必要な人とすぐに共有することが可能である。
 一方これまでは、クラウドストレージ側からDocuWorks文書を閲覧するためには、都度PCへダウンロードする必要があった。また、文書検索もファイル名でしか実施することが出来ず、目的の文書を見つけ出すのに時間がかかるケースもあった。
 今回の協業により、「Box」に保管されたDocuWorks文書をPCへダウンロードすることなく、「Box」上で直接閲覧することができるようになる。さらに、「Box」の全文検索機能により、保管文書の本文の内容から文書を探すことができる。これらの利便性向上により、オフィスだけでなく自宅や外出先など、どこでも必要な文書を検索・閲覧して業務を行うことが可能になり、テレワークなどの多様な働き方に対応しながら、業務効率化が図れる。