東芝テック「スマートレシート」とタニタヘルスリンクの健康管理アプリがID連携
東芝テックと東芝データおよびタニタヘルスリンク(THL)は、東芝テックが開発、運営し、東芝データが運営を支援している電子レシートサービス「スマートレシート」と、THLのスマートフォン向け健康管理アプリケーション「HealthPlanet」(ヘルスプラネット)とのID連携を、5月26日より開始したと、同日発表した。これにより、「HealthPlanet」アプリ内のレシートマークのアイコンをタップするだけで、「スマートレシート」が使えるようになる。
長引くコロナ禍による外出自粛やテレワークの浸透により、自宅で過ごす時間が長くなっていることから、運動量の低下などによる生活習慣病の発症リスクが高まる「健康二次被害」が懸念されている。これを予防し、生活習慣の改善・定着を促すためには、一人ひとりの生活スタイルや趣味嗜好といった生活関連データをもとにしたきめ細かいサービスが求められる。
東芝グループの「スマートレシート」は、レシート情報の電子化により「いつ・どこで・何を・いくらで・いくつ購入したのか」といったレシート起点の情報を詳細に把握することができるため、自身の購買行動全体から一定の規則性を見出すことが可能になる。この購買データと、「HealthPlanet」で得られる健康データが連携することにより、日常生活における健康行動と購買行動との関連性の「見える化」が図れるようになる。
これによりTHLでは、地域の「スマートレシート」導入店舗と連携し、来店頻度や購入店舗数などに応じてポイントを付与する仕組みを構築することで、住民の歩数向上と市街地の回遊性を高めて地域活性化に寄与する施策として自治体向けに提案を行っていく予定である。