「Bill One」と経理業務改善ソリューション「intra-mart DPS for finance」が連携

Bill Oneとintra-mart DPS for finance連携

 Sansanは、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」と、業務プロセスのデジタル化を支援するNTTデータ イントラマート(以下、イントラマート社)が提供する経理業務改善ソリューション「intra-mart DPS for finance」が連携すると、5月10日に発表した。本連携によって経理業務の生産性を高め、月次決算の加速を後押しする。

■連携の背景
 新型コロナウイルス感染症拡大によってリモートワークを導入する企業が増えたことや、デジタル庁の創設などを背景に、日本企業のデジタル化は今後さらに加速すると考えられる。特に請求書業務を取り巻く環境は転換期を迎えており、2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法や、2023年10月のインボイス制度の導入に向けた電子インボイスの普及など、請求書業務のデジタル化需要が高まっている。
 Bill Oneは、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化し、月次決算の加速を後押しできるクラウド請求書受領サービスである。2020年5月のローンチ以降、機能アップデートや各種会計サービスとの連携を積極的に行っている。
 イントラマート社は、業務プロセスのデジタル化・自動化をローコード開発で実現するDigital Process Automation Platform「intra-mart」を主軸に、これまで8,900社を超える企業の生産性向上を支援している。intra-mart DPS for financeは、紙に依存した経理業務をデジタル化し、テレワークを実現する業務改善ソリューションとして、大企業を含め幅広い企業で利用されている。
 今回、請求書の受け取りから申請・承認に至るまでの業務プロセスを効率化し、より多くの企業の月次決算加速を後押しできると考え、連携に至った。

■今回の連携で実現すること
 今回の連携によって、Bill Oneで受領・データ化した請求書情報を、intra-mart DPS for financeに自動入力できるようになる。
 「取引先」「支払期日」「支払金額」「支払口座」など、支払業務を行うために手入力する必要があった情報が自動入力されるため、担当者の工数が削減されるだけでなく、ミスもなくなり、内容の確認や差し戻しといった非効率なやり取りも不要になる。
 この連携により、請求書の受け取りから支払業務までの業務工数を大幅に削減でき、経理業務の生産性向上を実現できる。

 本連携機能の利用には、Bill Oneおよびintra-mart DPS for financeの契約が必要になる。
 また、本連携機能は、5月13日まで東京ビッグサイトで開催されている「第7回 会計・財務EXPO」にて共同展示している。