シャープ 「COCORO OFFICE」を拡充 経費精算など業務プロセスを電子化 クラウドで一元管理
シャープは、スマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」を拡充し、クラウド型ワークフローシステム「COCORO OFFICE ワークフロー powered by SmartFlow」の提供を開始すると、3月28日に発表した。
ワークフローシステムとは、各種申請や届出など、企業内の稟議に関わる一連のプロセスを電子化するシステムである。本システムは、VeBuIn株式会社が開発・販売するワークフローシステム「SmartFlow」を、「COCORO OFFICE」用にカスタマイズして提供するもの。
70種類以上の豊富なテンプレートにより、出張や購入などの申請、人事・総務、勤怠に関わる届出など、用途に応じた電子申請書を簡単に作成できるほか、回付・決裁ルートの設定も容易に行える。紙の書類に手書き、捺印して回付する時間や手間を削減し、申請から確認・決裁、保管までのスピードアップと脱ハンコ・ペーパーレス化を実現する。
クラウドでの一元管理により、進捗を可視化できるうえ、「だれが・いつ・なにを」申請・確認・決裁したかが記録されるので、人為的ミスや不正業務の抑制につながり、内部統制の強化にも貢献する。
また、本システムは、スマートフォンからも利用できるので、申請者や決裁者がテレワークや外出時にも、円滑な業務の推進が可能である。
さらに、改正電子帳簿保存法に対応した経費精算機能もオプションで提供。スマートフォンのカメラで領収書を読み取ると、AI搭載のOCR機能により、日付や金額が申請書に自動入力されるので、経費処理に係る負荷も軽減できる。