キヤノン A4スキャナー搭載で多彩なコピーが可能 A1ノビ対応デスクトップ大判プリンター発売
キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン 2025年4月2日発表

キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」の4色顔料インクモデルの新製品として、A1ノビ対応デスクトップ大判プリンター「TC-21M」を4月17日に発売する。
新製品は、コンパクトな筐体にA4サイズのフラットベッドスキャナーを備え、PCを使わずに最大A1ノビサイズ幅の大判コピーが簡単にできるデスクトップ大判プリンターである。手書きの原稿や手持ちのチラシのほか、厚みのある冊子などをスキャンすることで、飲食店のメニューや授業の教材、旅行代理店の販促ポスターなどを素早く制作できる。また、用途に応じて選択できる便利なコピー機能を拡充しており、幅広いビジネス・教育の現場における大判印刷の活用を支援する。さらに、imagePROGRAFシリーズとして初めて本体の一部に再生鉄を採用するなど環境にも配慮している。
■オリジナリティーのある制作物が簡単に作成できる多彩なコピー機能を拡充
A4サイズのフラットベッドスキャナーを標準搭載し、A4サイズなどの原稿から、A1・A2などの定型サイズや、ロール紙幅サイズへの拡大コピーができる。スキャンした複数枚のA4原稿をロール紙にレイアウトして大きなサイズでコピーできるため、店頭バナー制作などに活用しやすい「レイアウトコピー」や、A4サイズのスキャン原稿を拡大・分割出力し、貼り合わせることでA0サイズのポスターを作成可能な「拡大分割コピー」といったコピー機能を拡充している。1枚の原稿を用紙に繰り返し配置して印刷する「繰り返しコピー」は、ロール紙に加えて新たにカット紙にも対応し、ラベルの作成などに適している。
■ユーザーの目線や設置場所に合わせて調整可能なチルト式操作パネルを採用
用紙セットやインク充填など印刷に関わる全ての操作を本体前面から行うことができる省スペース設計を、従来機種から継承しつつ、操作パネルをチルト式にしたことで快適な操作性を提供する。ユーザーの目線に合わせて角度調整ができるため、机上はもちろん、棚の下の段などに置いても画面の操作や確認がしやすく、設置場所の選択肢が広がる。
また、オートシートフィーダー(ASF)を使うことでA3・A4などの定型用紙や、はがきや封筒、薬袋、ラベル紙といったさまざまな用紙に印刷できる。顧客提出用のA1等倍図面と社内確認用の縮小図面、飲食店メニューの掲示用ポスターとテーブルに置くフライヤーなど、同じコンテンツを目的に応じたサイズ違いで出力するのにも便利である。
■シリーズ初の再生鉄の使用や製品梱包材での発泡スチロール不使用など環境に配慮
本体原材料として使用する鉄の約5%に再生鉄を、樹脂の約40%に再生樹脂を採用している。製品梱包材には発泡スチロールを使わず、全て段ボールに切り替えている。また、NPO団体GEC(Global Electronics Council)が電子機器製品を対象に設立した国際的なエコラベル「EPEAT」において、米国で「EPEAT」ゴールド製品として登録され ている。