コニカミノルタジャパン 専用コードをサイトに埋め込むだけでアクセシビリティ対応できるツールを発売

コニカミノルタジャパン 2024年11月14日発表


 コニカミノルタジャパンは、アクセシビリティに配慮したウェブサイトを構築できるサービス「ウェブアクセシビリティ対応ツール」を開発し、11月14日から提供開始した。このツールにより、身体的条件や利用環境に関わらず、あらゆる人々が情報やサービスを安心して利用できるウェブサイトの実現を支援する。

 2024年4月に障害者差別解消法が改正され、国や地方公共団体などに義務付けられている合理的配慮の提供が、民間の事業者にも義務化された。これにより、ウェブサイトにおいてもウェブアクセシビリティへの対応が求められている。また、近年では、スマートフォンやタブレットの普及などにより、ユーザーの年齢や障害の有無のみならず、ユーザーがウェブサイトにアクセスするデバイスや環境の多様化も加わって、アクセシビリティの重要性はますます高まってきた。
 コニカミノルタジャパンでは、2005年よりウェブサイトの制作・基盤構築・運用まで一貫した体制で企業のウェブサイト制作を支援してきた。今回、「ウェブアクセシビリティ対応ツール」の提供を開始することで、これまでウェブアクセシビリティ対応に時間やコスト、運用面で実施できていなかった企業においても、企業サイトに合わせたアクセシビリティ対応が可能になる。

【『ウェブアクセシビリティ対応ツール』が提供する価値】
●専用コードの適用で高効率・コスト抑制を実現

 ウェブサイトのアクセシビリティ対応は、文字サイズや色変更に対応できるような実装や、読み上げて意味が伝わるようにコンテンツを作成すること、操作がきちんとできるように実装することが求められている。コニカミノルタジャパンの「ウェブアクセシビリティ対応ツール」は、「文字サイズ調整」や「コントラスト比を調整」「音声読み上げ」などの機能を持っている。一般的に、これらを実現するにはウェブサイトのソースコード要素の見直しや属性の整理を行った上で各ページを改修する必要があるため、実装まで期間とコストがかかる場合がある。本ツールは、専用のソースコードを埋め込むだけでアクセシビリティを実現するため、ページが多く大量のソースコードを改修する必要がある企業においても、改修不要かつ短期間で簡単に、コストを抑えてアクセシビリティ対応を実現することが可能となる。
 また、「Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)」と国内規格であるJIS規格「JIS X 8341-3」を考慮して開発しており定期的なアップデートも行うため、顧客によるメンテナンスが不要で、効率良くアクセシビリティ対応を実現できる。