村田機械 専用ストレージでオフィスのタスク管理を快適に ハイブリッドマネジメントシステムを発売

村田機械/ムラテックフロンティア 2024年7月23日発表


coLAVOworks

 村田機械は、タスク管理のクラウドアプリケーションを専用ストレージで運用する、ハイブリッドマネジメントシステム「coLAVOworks(コラボワークス)」を開発し、ムラテックフロンティアを通じて7月23日より販売した。

 「coLAVOworks」は、社内ネットワークに接続するハードウェア「coLAVOworks Bridge」とクラウド領域「coLAVOworks Base」で構成され、場所を選ばないデータ共有やタスクの見える化、抜け漏れ防止など仕事の管理をサポートする中小規模オフィス向けの業務効率向上システムである。
 「coLAVOworks」の本体標準価格(税抜)は、ライセンス期間5年で69万8,000円、同6年で75万8,000円。

 昨今ワークスタイルの多様化が進み、リモートワークや企業間のコラボレーションを行う上で、働く場所に縛られない業務データの活用ニーズが高まっている。また多くの企業が人手不足の問題に直面する中、業務の属人化解消やデータを探す時間の短縮、取引先との迅速な情報共有など、旧来からの仕事の進め方をアップデートして業務効率を向上させることが目前の課題となっている。
 村田機械では長年、中小規模のオフィスの顧客にフィットするファクシミリやデジタル複合機を中心とした情報機器を提供する上で、全国の直営サービス拠点網を活かし、機器の導入やメンテナンスについてきめ細かなサポートを展開してきた。「coLAVOworks」も顧客の声からヒントを得た商品で、同社複合機のオプション機能として搭載してきた「Information server」で培ったドキュメント管理のノウハウをベースに、中小規模のオフィスで発生するドキュメントを起点としたタスク管理を実現するシステム製品である。初期設定や顧客の業務に合わせたタスク管理設計は同社サービススタッフが行うため、導入の手間をかけることなく容易にシステム構築が可能である。

■製品の特徴
 「coLAVOworks」は、業務データを「Bridge」と「Base」で同期保存して社内外どこにいても必要な情報へのアクセスを可能にすることで、場所を選ばない業務遂行を支援する。またタスクの進捗状況や関連データを見やすいWeb画面で一元管理することで、関係者間での情報共有を促進し、業務の品質と速度向上に貢献する。

(1)ハイブリッドストレージ
 200GBのストレージ機能を標準搭載。保存データを「Bridge」と「Base」間で同期することで、場所を問わない自在なアクセスを実現する。「Base」のクラウド領域は最大2TBまで拡張でき、業務形態や用途によってスケーラブルに選択できる。「Bridge」にはこのうち直近に使用したデータが実体保存されており、インターネット障害が発生しても当座の業務を継続できるオンプレミスの特徴を備えている。また、200GBを超えるデータは「Base」に保存され、「Bridge」を介してシームレスなアクセスが可能である。

(2)タスクの見える化
 1つ1つのタスクに対して、担当者や期限、関連ファイルなど仕事を進める上で必要な情報をまとめて「ワーク」として可視化できる。ワークはWeb画面で一元管理でき、関係者間で進捗確認やコメントのやり取り、必要なファイルの追加といった作業を相互に行えるので、抜け漏れない業務遂行が可能となる。「担当者が休んだら誰も分からない」「担当者に任せきりでミスを見逃した」といった属人化で起こりがちな問題の解消につなげる。

(3)すばやい情報検索
 期限や担当者、任意のキーワードなど、複数の条件を組み合わせてワークをすばやく検索できる。目的の情報を的確に探し出せるようになり、取引先からの問い合わせ対応にかかっていた時間の短縮や過去の仕事の経緯確認などに役立つ。よく使う検索条件を保存してワンタッチで呼び出せる「スマート検索」機能も備えており、必要な情報へのアクセス速度を向上させる。

(4)取引先とのスムーズな情報共有
 作成したワークは、社内ユーザーだけでなく外部への公開も可能。取扱いが面倒な大容量データのやり取りも手軽に行えるようになり、取引先との円滑な情報共有を促進する。公開期間も設定できるので安全性の面でも安心である。

(5)万全のサポート体制
 ハードウェアは5年間の無償保証付で、万一の障害時にも無償で交換を行う。操作の問い合わせやトラブル発生時にはリモートまたはオンサイトで同社サービススタッフが迅速に対応し、導入から運用・メンテナンスまでトータルサポートを提供する。