富士フイルムBI 業界最多のラインアップ A3カラー複合機の再生機シリーズ発売

富士フイルムビジネスイノベーション 2024年7月16日発表


 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、A3カラー複合機「ApeosPort-VII C」シリーズの再生機として、「ApeosPort-VII C R」シリーズ6機種を7月19日から発売する。同シリーズは、部品リユース率最大84%(重量比)を実現した再生機であり、新品として品質を保証した商品である。
 同社は、2022年9月に再生機「ApeosPort-VI C RC」シリーズ6機種を発売しており、今回使いやすさを向上した「ApeosPort-VII C R」シリーズを新たに発売することで、業界最多となる計12機種の商品をラインアップした。

 今回発売する「ApeosPort-VII C R」シリーズは、「使用済み商品は、廃棄物ではなく、貴重な資源である」という考えのもと誕生した再生機である。同シリーズは、顧客から回収した使用済み複合機の使用履歴に応じて、機械・部品単位で所定の基準でリユースの可否を判断。摩耗、消耗した部品は交換し、リユースできる部品は分解、清掃、組立を行う。また、組み立て後の検査工程では、新造機と同じ工程を経ており、新品としての品質・信頼性を保証する。
 さらに、同シリーズは、部品リユース率(重量比)を最大84%実現することで、製品ライフサイクル全体(調達/製造/輸送/使用/廃棄)においてCO2排出量を新造機と比較して53%削減しており、資源循環の促進と気候変動への対応へ貢献する。例えば、プラスチック製の外装カバーにブラスト加工を施すことで、経年変化による黄ばみを除去し、リユース率を高めている。
 また、同シリーズは、「ApeosPort-VI C RC」シリーズと比較し、新たにスマートフォンで採用されているタップやスワイプ操作に対応したチルト機能付き10.1インチの大型操作パネルやセンタートレイのお知らせライト、軽い力で閉じる用紙トレイを搭載するなど、ユーザーの使いやすさを向上している。
 「ApeosPort-VII C R」シリーズは、印刷速度70〜25枚/分(カラーA4ヨコ)の幅広い速度レンジに対応した商品ラインアップとなっている。