リコー ワークアシストツールTONOMEの企業向けサービス・ベータ版を提供開始
リコー 2024年6月5日発表
リコーは、社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス)」で採択されたプロジェクトTONOME(トノミー)において、複雑化するチーム運営を効率化し、創造的な活動への時間の創出を支援するワークアシストツールの企業向けサービス(ベータ版)の提供を開始すると、6月5日に発表した。
人口減少に伴う労働者数の減少に加えて、出社・リモートワークの組み合わせ方など働き方が多様化する中、管理職の業務はより一層複雑になってきている。その結果、管理職はメンバーの進捗状況の把握や自身のプレイング業務に追われ、本来管理職として重要な育成や戦略策定・実行、業務改善などの創造的な活動に取り組むことができていない。
新しいWebサービスであるTONOMEは、チームの目標からタスク管理、スケジュールまでを一気通貫でサポートし、それらの情報を一緒に働く仲間にオープン化することでチーム運営を容易にし、コラボレーション機会の創出と建設的な対話を促進する。管理職はメンバーの業務把握から解放され、業務効率化を図りながら、創造的な活動への時間を新たに創出し、業務目標の達成に向けた組織力の向上に寄与する。
TONOMEを活用することは、利用するメンバー自身の時間意識と内省の機会が増加することによるセルフ・コントロールの向上にもつながる。組織の業務目標達成においては、いかに生産性を向上させ、メンバー1人ひとりが創造性を発揮するかにかかっていると言われている。
TONOMEは、複雑化するマネジメント業務の効率化のみでなく、メンバー1人ひとりが主体的に活動することを支援し、チームのパフォーマンスの向上を目指す。
また、TONOMEでは、ツールの提供に留まらず、蓄積されたデータをもとに、AI/RPAの活用による効率化が可能な業務の特定を支援し、業務改善に向けたコンサルティングやマネジメント業務のコンサルティングも実施している。