サイボウズ クラウドサービスの価格改定 大規模導入向け新コース開始

サイボウズ 2024年5月30日発表


 サイボウズは、11月1日より、「kintone(キントーン)」、クラウドサービス版「サイボウズ Office」、「Garoon(ガルーン)」、「メールワイズ」の各サービスの価格体系および、kintone、メールワイズの最小契約ユーザー数を改定すると、5月30日に発表した。
 また、7月8日より、契約数1,000ユーザー以上の全社・大規模導入の顧客を対象に、kintoneの新規コース「ワイドコース」を開始する。

■クラウドサービス価格体系改定および、kintone、メールワイズの最小契約ユーザー数改定
 サイボウズは、運用や開発をはじめとした運営全体への投資を拡大し、より良いサービスを提供していくために、同社のクラウドサービスの価格体系改定および、kintone、クラウドサービス版メールワイズの最小契約ユーザー数の改定を実施する。
 価格改定では、1ユーザーあたりの月額料金(税別)で、「kintoneスタンダードコース」が1,500円から1,800円に、「サイボウズ Office スタンダードコース」が500円から600円になるなど、各サービス・コースで改定する。
 また、「kintone」と「クラウドサービス版メールワイズ」の最小契約ユーザー数を、「kintone」が5ユーザーから10ユーザーに、「メールワイズ」が2ユーザーから5ユーザーに引き上げる。

■kintone「ワイドコース」
 kintoneを全社導入・大規模導入する、最小契約ユーザー数1,000ユーザー以上の顧客を対象に、「ワイドコース」を7月8日に開始する。
 ワイドコースでは、多くの利用者がkintoneでアプリを作成し、業務改善できるように、アプリ数の上限を3,000個、スペース数の上限を1,000個に引き上げた。また、多くの利用者による活用が進むことで、プラグインやカスタマイズを介したAPIアクセス数が増加することを考慮し、1日あたりのAPIリクエスト数の上限も10万に引き上げる。これらの設定値については、顧客のユーザー数や活用方法に応じて、個別相談で増加することも可能である。
 さらに、ワイドコース専用の拡張機能の第1弾として、大人数での利用の際に情報共有や伝達に必要なポータル機能の強化、誰がいつ処理を行ったのかを把握できる承認履歴機能、プロセスのフローチャート化による進捗状況の視覚的な把握が可能になるなどのプロセス管理の強化、作成されたアプリを分析・管理できるアプリ分析機能などを提供する。