Sansan　Bill Oneが「Model 4」に進化　請求書受領から請求書発行・経費精算に領域を拡大

Sansan　2024年5月21日発表

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　Sansanは、インボイス管理サービス「Bill One」の提供領域を大幅に拡大すると、5月21日に発表した。
　これまでBill Oneは、請求書受領の課題を解決する機能を中心に展開してきた。ユーザーの課題解決に向けてプロダクトをより強化すべく、請求書発行・経費精算の領域にも拡大することを決定した。各領域におけるアナログな業務を効率化し、月次決算のリアルタイム化を目指す。

　Bill Oneは過去に2回の大きなモデルチェンジを行っており、現在提供している請求書受領の課題を解決する機能を中心としたプロダクトは3つ目のモデルとなる。この度、企業の月次決算をさらに加速するため、「Model 4」として、これまでサービスの主軸として提供してきた請求書受領に加えて、請求書発行における入金消込業務および経費精算まで領域を広げることを決定した。

■Bill One「Model 4」の提供価値
　Bill Oneでは、以下の3つのサービスを展開していく。各領域におけるアナログな業務を効率化することで、企業の月次決算のさらなる加速に貢献する。

・請求書受領から、月次決算を加速する「Bill One受領」
　郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化するインボイス管理サービスである。請求書をクラウド上で一元管理することで、アナログで非効率な請求書業務をデジタル化する。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応し、月次決算業務を効率化することで、企業経営における意思決定のスピードを加速する。

・請求書発行から、月次決算を加速する「Bill One発行」
　請求書の発行業務および発行後の入金消込業務を効率化し、月次決算の加速を実現するサービスである。幅広い取引先に対して請求書をオンラインで一括発行できる従来の機能に加え、新たにBill One Bankの提供を開始し入金消込業務を自動化、さらに仕訳データの自動作成も可能となる。Bill One Bankは、住信SBIネット銀行との連携によって実現した、初の法人向けNEOBANKで、Sansanが銀行代理業者として取引の媒介を行うサービスである。

・立替経費をなくし、月次決算を加速する「Bill One経費」
　従業員の「立替払い」そのものをなくし、これまでにない経費精算を実現するサービスである。経費精算にまつわる処理をオンラインで完結できるだけでなく、法人カードで経費を支払う際に発生する明細突合や証憑提出の督促を自動化し、経費精算における経理部門の課題を解決する。さらに、全従業員が経費の支払いにBill Oneビジネスカードを利用することで、立替経費精算そのものを削減することも可能になる。なお、提供は2024年6月頃を予定している。