エプソン販売 「ユニバーサル プリント」で「Epson Connect」対応プリンターが利用可能な新サービス
エプソン販売 2024年3月28日発表
エプソン販売は、在宅ワークなどのロケーションフリーなワークスタイルの変化に対応し、プリント環境の利便性を高めるクラウドサービス「Epson bridge for Universal Print at home」を公開したと、3月28日に発表した。
「Epson bridge for Universal Print at home」は、マイクロソフト社のクラウドプリントサービス「ユニバーサル プリント」とセイコーエプソンが提供するクラウドプリントサービス「Epson Connect」をつなげる、セイコーエプソンが開発し、マイクロソフト社を通じて販売するクラウドサービスである。このサービスを利用することで、「ユニバーサル プリント」からインターネットを経由して、自宅やシェアオフィスなどのロケーションフリーな環境にあるカラリオやエコタンクプリンターなど、Epson Connectに対応するすべてのプリンターで印刷できるようになる。
ユニバーサル プリントは、インターネットに接続されているユニバーサル プリント対応プリンターへ印刷できるクラウドプリントサービスである。しかし、現状では対応しているプリンターがビジネスプリンター中心に限定されている。さらに、ユニバーサル プリントに対応していないプリンターで印刷する際は、「ユニバーサル プリント コネクタ」というコネクトソフトを動作させたPCやサーバーなどをプリンターと同一のネットワーク環境に設置し、接続して利用する必要がある。そのため、ユニバーサル プリントに対応していないプリンターをロケーションフリー環境で利用するのが困難な状況だった。
今回公開する「Epson bridge for Universal Print at home」を利用することで、ユニバーサル プリントから送信された印刷データをEpson Connectに受け渡し、Epson Connectからインターネットに接続されたEpson Connect対応プリンターへの印刷が可能になる。これにより、ユニバーサル プリントがもたらすセキュアな印刷環境で、自宅やシェアオフィスなどさまざまな場所に設置された、Epson Connectに対応したエプソン製プリンターで印刷が容易になる。
「Epson bridge for Universal Print at home」の基本使用料金は、月額(税別)300円/プリンター1台。Microsoft AppSource、Azure Marketplace、またはMicrosoftパートナーセンター Cloud Solution Provider(CSP)にて購入できる。
【新商品の主な特長】
(1)Microsoft Entra ID と連携して認証を行い、また全ての通信が暗号化されているため、情報漏洩のリスクを低減できる。
(2)VPNに接続したまま利用できる。プリンターの利用時にVPNを切断する必要なく、印刷中も業務情報にアクセスして作業を継続できる。
(3)Windows OSに含まれているマイクロソフト社のユニバーサル プリント標準ドライバーを使用するため、エンドユーザーによる設定が不要である。PCへのプリンタードライバーのインストールは不要である。
《ライセンスについて》
「Epson bridge for Universal Print at home」を使用するためには、本サービスのサブスクリプションの購入とは別に、 以下のライセンスをユーザーに割り当てる必要がある。
・ ユニバーサル プリント
・ Intuneのライセンス(PCへの自動登録機能を利用する場合のみ)
(注)一部のMicrosoft 365やWindowsのサブスクリプションに、ユニバーサル プリント ライセンスとIntuneのライセンスが含まれている。