キヤノンITS ランサムウェア対策ソフト「AppCheck」を提供開始
キヤノンITソリューションズ 2024年3月22日発表
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、株式会社JSecurityが提供するランサムウェア対策ソフト「AppCheck」を3月22日より提供開始した。
近年攻撃対象が大きく拡大しているサイバー攻撃は、日々高度化/巧妙化しており、ウイルス対策ソフトなどのセキュリティを突破されるケースも多くある。中でも、ランサムウェア攻撃のターゲットは、企業規模や業種を問わず、被害件数は高水準で推移している。被害時のデータ復旧に不可欠なバックアップを用いても被害直前の水準まで復旧できないケースも多く、ランサムウェア攻撃から企業の重要情報を保護する新たな対策が求められている。確実な事業継続ならびに被害時の迅速な復旧のため、サーバーやエンドポイントに対するランサムウェア攻撃対策が一層重要になる。
■「AppCheck」の特長
「AppCheck」は、ファイルの変化をリアルタイムで検出し、ランサムウェアによる不正な暗号化をブロックする。マルウェアの特徴やパターンを識別するデータベースであるシグネチャを使用しないため、未知のランサムウェア被害も防ぐことが可能である。ランサムウェアにより重要なファイルが暗号化された場合でも、リアルタイムファイルバックアップおよび復元機能で、ファイルを暗号化前の状態に戻すことができる。
(1)状況認識技術により未知のランサムウェアによる不正な暗号化もブロック
周辺状況や環境などに合わせて最適な対応を行う状況認識技術により、ファイルの変更箇所や速度、頻度などのファイルオペレーションを監視/記録してランサムウェアの検出/遮断/隔離およびファイル変更箇所の復元を行う。従来の対策方法であるシグネチャ検知や振る舞い検知などでは対応が難しかった、未知のランサムウェアによる不正な暗号化もブロックすることが可能である。
(2)リアルタイムバックアップによりファイルを復元
ファイルをリアルタイムでバックアップして正常なファイルを保護する。また、ファイルの変更や削除などの毀損行為を記録しているため、行為履歴をたどることでファイルを復元することができる。
(3)軽快な動作で既存ウイルス対策ソフトとの共存が可能
シグネチャを使用しないため、頻繁に発生するシグネチャ更新の必要がなく、軽快に動作する。そのため、ウイルス対策ソフトとの共存が可能で、既存環境に追加して利用可能である。
《料金(税別)》
「AppCheck Pro」 年額9,600円/1デバイス (数量に応じて価格は変動)
「AppCheck Pro for Windows Server」 年額36万円/1デバイス (数量に応じて価格は変動)
「AppCheck CMS Cloud」 年額9万円/1ライセンス (1ライセンスで「AppCheck Pro」と「AppCheck Pro for Windows Server」両方を管理できるオプション)