Sansan 契約データベース「Contract One」が契約書のリスク管理強化で新機能を実装
Sansan 2024年2月27日発表
Sansanは、契約データベース「Contract One」において2つの新機能「除外ワード検索」および「自動更新管理」の提供を開始したと、2月27日に発表した。
「除外ワード検索」は、指定したキーワードが含まれない契約書を一覧化できる機能である。既存の全文検索やContract One AIと組み合わせて効率的に契約情報を検索できるほか、重要な文言の記載が漏れている契約書を瞬時に洗い出すことが可能である。
「自動更新管理」は、契約書に自動更新条項の記載があるか判定する。解約通知期限が近づくとメールで担当者に通知し、契約終了日が経過するとContract One上の解約通知期限と契約終了日を自動で更新するため、担当者の見落としを防ぎ、更新の必要性を都度判断できる。
2つの新機能により、本来記載すべき条項や文言が無い不備のある契約書を抽出できるようになるほか、契約期限の見落としにより発生する不要な契約更新を防ぎ、企業のリスク管理強化を後押しする。
■機能概要
《除外ワード検索》
除外ワード検索は、指定したキーワードが含まれない契約書を探せる機能である。Contract Oneでは、これまでも項目別やキーワード入力、AIを活用した検索機能などで契約書全文から必要情報を探すことができた。除外ワード検索が加わったことで、より高度な検索が可能となる。さらに、本来記載すべき条項や文言が無い不備のある契約書を一覧化できるようにすることで、企業のリスク管理を強化する。
《自動更新管理》
自動更新条項が含まれる契約書をContract Oneに取り込むと、AIと人力を組み合わせた同社独自の技術により「自動更新有無」、「自動更新期間」、「解約通知期限」、「契約終了日」を正確にデータ化する。本機能では、契約書に記載された契約終了日が過ぎると自動でContract One上の解約通知期限と契約終了日が更新される。解約通知期限が近づくとアラートメールが送られるため、担当者は契約を更新するか都度判断できる。自動更新条項があっても正確に状況把握ができるとともに、契約が自動で更新し続けるリスクを軽減する。