エーアンドエー ユーザーインターフェイス刷新とリアルタイムプレゼンテーション機能強化 最新CAD・BIMツール1月発売
キヤノンマーケティングジャパングループ エーアンドエー 2023年10月27日発表
キヤノンマーケティングジャパングループのエーアンドエー(株)は、ユーザーインターフェイスを刷新し、リアルタイムプレゼンテーション機能を強化した最新バージョン「Vectorworks 2024」を、2024年1月17日に発売する。
「Vectorworks 2024」は、2D、3D、データベース、高品質レンダリングなど豊富な機能を搭載した設計・デザインのためのワンストップアプリケーションである。専門分野別のラインアップにより、BIM・建築・インテリア、造園・外構、舞台照明の設計業務をさらに効率化する。
■ユーザーインターフェイスの刷新
表示バーとツールバーが再編成されたことで、Vectorworksでの作業がより効率的になり、必要な項目を選択・配置できる。また、ツールやプルダウン、文字などのコントロールアイテムに3段階のサイズが提供されるため、モニターサイズや解像度に合わせて最適な表示を選択できる。macOSに続き、Windowsのダークモードにも対応した。
■リアルタイムプレゼンテーション機能の強化
各OSの標準APIに対応した「シェイド」レンダリングがさらに進化し、グラフィックス性能の許す限り、影の表現を可能にした。またカメラエフェクトを搭載し、被写界深度や露出、F値などを設定することで、リアルタイムながら表情豊かなレンダリングを可能にする。さらに、ブルーム機能によって光源の拡散効果も表現できる。
■BIM/建築設計機能の強化
図面化に必要なビューポートの各種設定をスタイルとして保存できるようになり、ワークフローの効率化と標準化を可能にする。さらに、グラフィック凡例とレベル基準線が改善され、設計図書の作成に必要な環境が強化された。窓とドアのオブジェクトは、室内側と吊り元を明確に設定できるようになり、精確なジオメトリと業界標準のデータに対応した。3つのキャビネットツールが1つに統合・刷新され、より詳細に、さらに柔軟にオリジナルのキャビネットをモデリングできるようになった。
■用途、利用環境ごとに選択可能な製品ラインアップ
BIM・3Dデザインを可能にする建築・インテリア設計向け「Vectorworks Architect」、造園設計向け「Vectorworks Landmark」、舞台照明設計向け「Vectorworks Spotlight」など専門分野ごとに選べる製品構成を提供。2D作図・編集や3Dモデリング機能、レンダリングは基本製品「Vectorworks Fundamentals」で利用可能。
パソコンごとにライセンス管理をする「スタンドアロン版」、フローティングライセンスの「ネットワーク版」の2種を用意。スタンドアロン版は、永続ライセンスとサブスクリプションライセンスの2種を用意している。
価格は、「Vectorworks 2024(スタンドアロン版永続ライセンス)」が税込39万3,800円〜。