京セラドキュメントソリューションズジャパン 毎分45枚機 生産性向上したカラーA4プリンター発売

京セラドキュメントソリューションズジャパン 2023年10月2日発表


ECOSYS PA4500cx

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、カラーA4プリンター「ECOSYS PA4500cx」(希望小売価格 税別25万円)を11月上旬に発売すると、10月2日に発表した。

 新製品は、従来機「ECOSYS P7240cdn」の後継モデルで、プリントスピードをカラー/モノクロともにA4サイズ毎分45枚とし、オプションカセットも4段まで増設可能で給紙容量は最大3,110枚となり、生産性を大きく向上させた。また、新たに搭載した「面状ヒーター定着」により、紙シワやカールの発生を改善している。そして京セラ独自の長寿命技術によりトナー以外の消耗部品の交換頻度を最小限に抑え、A4用紙1枚あたりカラー7.8円、モノクロ1.2円の低ランニングコストを実現しており、顧客のTCO軽減に貢献する。

■新商品の特長
(1)プリントスピードアップ、給紙容量増加による生産性の向上

 プリントスピードはA4サイズ45ページ/分で、従来機比で112.5%の生産性となっている。さらに、A5ヨコサイズのプリントスピードは60ページ/分で、請求書や薬剤情報提供書などで使用されるA5サイズの伝票出力に高い生産性を発揮する。また、オプションカセットも4段まで増設可能となり、給紙容量は最大3,110枚で従来機比136.4%となっている。

(2)新規搭載の「面状ヒーター定着」により、紙シワ、カールを改善
 「面状ヒーター定着」により、用紙に接触する面がフラットになり、用紙と定着ベルトが密着する接触面を十分に確保することが可能になった。これにより、用紙に対する圧力が一定となり、用紙への変形ストレスが軽減され、従来機より紙シワやカールが発生しにくくなった。

(3)新トナーの採用による画質向上
 新製法の低融点カプセルトナーを採用したことで、彩度の鮮やかさ、青色域の拡張、人肌の忠実な再現などの面で従来機より画質が向上した。

(4)視認性を高めた操作パネルで直感的な操作を実現
 操作パネルは、テンキーや表示パネルを大きくし、機器の設定やPINコードの入力がしやすくなった。

(5)独自の長寿命化技術により低ランニングコストを実現
 京セラ独自の長寿命技術により、あらゆる部材の長寿命化を図っている。廃棄部品を削減することにより、低ランニングコスト(A4用紙1ページあたりカラー7.8円、モノクロ1.2円)を実現し、顧客のコスト軽減に貢献する。

(6)無線LAN5GHzの周波数帯にオプション対応
 無線LANが新たに5GHzの規格に対応し、高速通信が可能となった。これまでの対応規格はIEEE802.11b/g/nだったが、新たにIEEE802.11a/acにも対応した。無線LANを活用すれば、LANケーブルの配線が不要になり、設置場所の自由度が広がる。

(7)2系統のインターフェイスに同時接続が可能
 オプションで有線LAN/無線LAN/Wi-Fi Directインターフェイスのいずれかを追加でき、同時に接続が可能である。これにより複数のネットワークがある環境でも、機器を集約することで導入コストを削減できる。

(8)TPM(Trusted Platform Module)に対応しセキュリティーをオプションで強化
 TPMとは、データの暗号化や復号化を行うハードウェアチップである。TPMチップに搭載された専用の記憶領域に保存したデータは、外部デバイスからアクセスできないため、機密情報を安全に保管することが可能である。