営業DXサービス「Sansan」が新規顧客開拓ソリューション提供

Sansan 2023年8月2日発表


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 Sansanは、営業DXサービス「Sansan」において、受注確度の高い営業リストの作成から顧客へのアプローチまでを一貫して行うことができる「新規顧客開拓ソリューション」を提供すると、8月2日に発表した。このソリューションでは、新たに拠点情報およびターゲティングタグ機能を提供し、これまで膨大な工数・費用がかかっていた新規顧客開拓のための営業リスト作成を効率化する。
 Sansanは今後、接点を持った後の既存顧客へのアプローチにとどまらず、新規顧客の開拓にも活用できるサービスとして、営業活動における課題を幅広く解決していく。

 営業活動において継続的に成果をあげるためには、新規顧客の開拓が重要な役割を担っている。そのために必要なプロセスとして、営業戦略や緻密なターゲティングを反映した営業リストの作成がある。しかしながら、多くの企業ではリストの元となる情報をインターネット上から探したり、外部から企業データを購入したりと、その作成に膨大な工数や費用がかかり効率化できていないという課題があった。この課題を解決し、さらに営業を強くするデータベースとなるべく、Sansanでは新規顧客開拓のための営業リストを効率的に作成・共有できる新たなソリューションの提供を発表した。

■新規顧客開拓ソリューションに含まれる3つの新機能
 新規営業先のリスト作成には、自社で接点のない企業を含む企業データベースや、ターゲティングの精度を上げるための企業動向情報、最新の企業ニュースなどが必要である。そのため、新規顧客開拓ソリューションでは、以下の3つの機能を提供する。

(1)ターゲティングタグ(実装済み)
 受注につながる営業リストを作成するためには、企業概要や最新の企業動向・ニュースから、受注が狙える企業を抽出することが重要である。「ターゲティングタグ」は、企業の最新動向に合わせて付与される、ターゲティングをより効率化するための機能である。「自己資本比率連続2期以上上昇」や「テレワーク実施企業」、「営業職募集企業」などといった「企業動向タグ」、導入しているITサービスが分かる「導入ITサービスタグ」から、その企業の最新の動向を見極め、リストを絞り込むことができる。

(2)拠点情報(9月中の実装を予定)
 Sansanに標準搭載されている100万件の企業情報に加え、法人単位より詳細な拠点単位の情報を追加する。
 同じ企業でも、事業所や工場などの拠点に新規開拓余地がある業界は数多く存在する。拠点情報の追加により、さらに精緻な営業リストが作成できる。また、これまでSansanに蓄積してきた名刺データも拠点単位の情報に紐付けることが可能になる。

(3)営業リストの作成・共有機能(順次開発予定)
 Sansan上で簡単に営業リストを作成して保存し、組織内で共有ができる機能である。複数のツールの使用や複雑な突合作業が必要なく、Sansan上で営業リストの作成と共有、営業先の企業と自社との接点の有無やキーパーソンの特定、アプローチまでを一貫して行うことにより、効率的な営業活動を後押しする。