営業DXサービス「Sansan」に新機能 「スマート接点管理」の提供を開始
Sansan 2023年6月12日発表
Sansanは、営業DXサービス「Sansan」にて新機能「スマート接点管理」の提供を開始した。本機能でSansanとメールサーバーを連携すると、顧客とのメールでのやりとりが自動的にSansanに蓄積される。これにより、名刺交換やメール、電話、面会といった顧客とのあらゆる接点が可視化される。自社と取引先間の活動量や人物のつながりを組織全体で共有でき、顧客への戦略的なアプローチや営業マネジメントなど、さまざまな営業活動に活用できる。
Sansanは、2022年4月にクラウド名刺管理サービスから営業DXサービスへと大きく事業の方向性を転換し、「営業を強くするデータベース」として機能を強化してきた。名刺だけでなく、メール署名やウェブフォームからの問い合わせ、セミナー参加情報といった顧客とのあらゆる接点を蓄積でき、それらの接点情報と標準搭載された100万件を超える企業情報を掛け合わせ、組織における営業活動の質を高め、営業DXを後押ししている。
そして今回、メール署名取り込みにとどまらず、日々のメールでの顧客とのやりとりを自動的にSansanに蓄積できる新機能「スマート接点管理」を実装した。本機能を活用することで、自社と顧客の関係性の最新状況が容易に把握でき、より確度の高いアプローチや営業戦略の策定が可能になる。
「スマート接点管理」機能は、Google Workspace GmailやMicrosoft 365 Exchangeなどユーザーが使用しているメールサーバーとSansanを連携することで、自動でメールでの接点を取り込むことができる。それにより、Sansan上で閲覧できる取引先の会社詳細や組織ツリーに日々のメールでのやりとりの量が接点数として表示されるようになる。
また本機能と同時に、名刺交換やメール、電話、面会といった顧客との接点の種類と量を時系列で可視化できる「接点表示」機能を実装した。
・顧客との接点を網羅的に可視化
顧客とのあらゆる接点が時系列で表示され、やりとりの推移を組織全体で共有できるようになることで、過去の営業活動の経緯や顧客の最新状況を素早く把握することができる。これにより、顧客への定期的なコンタクトや営業活動の最適化を後押しする。
・取引先のキーパーソンとのつながりを明確化
これまで名刺交換の情報から取引先と自社の人物の関係を可視化していた組織ツリーでは、今回の機能強化によりメール、電話、面会での接点が追加され、キーパーソンとの最新のつながりが一目で分かるようになる。可視化する接点の種類が増えることで、社内の人脈の解像度が高くなり、最短ルートでの戦略的なアプローチを実現する。
・全社横断での顧客データベースを構築
営業部門だけでなく、インサイドセールスやカスタマーサクセス、マーケティング部門も接点情報を活用することで、休眠顧客の掘り起こしや既存顧客との適切な関係性維持、マーケティング施策のための企業・顧客へのアプローチの効率化が図れる。社内にある必要な情報に素早くたどり着き次の行動を判断できることにより、業務生産性の向上に貢献する。