キヤノンMJ デスクやカウンターなどに適したコンパクトなスキャナーを発売
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、キヤノン電子製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、設置スペースの限られる窓口業務などに適したA3対応「DR-M1060II」とA4対応「DR-M140II」を2月下旬より順次発売すると、2月15日に発表した。
ホテルや医療機関、自治体などの窓口業務は、働き方改革の推進や人手不足の深刻化により、書類や身分証などの読込作業をはじめとする業務遂行の効率化がますます求められている。
新製品「imageFORMULA DR-M1060II/M140II」は、窓口業務などの限られたスペースに設置が可能で、高速かつ効率的な読み込みを実現するドキュメントスキャナーである。コンパクトな設計に加え、本体前面から給紙されたスキャン原稿が上部のトレイに排出される「Uターンパス」を採用している。さらに給紙ローラーの交換やメンテナンスも本体前面で完結するため、デスクやカウンターでの窓口業務などにおける限られたスペースでの利用に適している。
また、普通紙から名刺まで多様な用紙や免許証などのカードをスキャンすることができ、窓口業務の効率化を支援する。また昨今では、改正電子帳簿保存法やインボイス制度の施行で、紙文書の電子化ニーズが一層拡大しており、窓口業務だけでなく、オフィスの業務プロセス変革とDX推進をサポートする。
希望小売価格と発売時期は、「DR-M1060II」が税別32万8000円で2月下旬発売予定、「DR-M140II」が同12万円で3月上旬発売予定。
(1) デスクサイドに設置しやすく使いやすいコンパクト設計
原稿のセットや取り出しをスムーズに行える前面給排紙で、優れた操作性を実現している。また、コンパクトな設計に加え、給紙ローラーの交換やメンテナンスも本体の前面で完結するため、パーティションに区切られたデスクやカウンターなどスペースが限られている場所にも、背面を壁に近づけての設置が可能である。
(2) 一度に両面読み込みが可能な高速スキャン
「DR-M1060II」はカラー・白黒ともに片面60枚/分、両面120面/分、「DR-M140II」はカラー・白黒ともに片面40枚/分、両面80面/分の高速スキャンが可能である。1回の搬送で両面スキャンが可能なため、スキャン業務をより効率よく行える。また、「DR-M140II」は従来機種と比べ、製品本体と給紙ローラーの改善により耐久性を向上させることで、メンテナンス頻度の低減を実現している。
(3) 多彩な原稿にあわせて排紙方法を選択可能 : Uターンパス/ストレートパス
「Uターンパス」により、本体前面だけで普通紙や帳票などの給排紙が可能である。「ストレートパス」は、免許証やカードなど厚みのある原稿を本体背面から排出することで確実な搬送を実現する。2つの搬送方式を切り替えることで多彩な原稿に柔軟に対応し、業務の効率化をサポートする。