大塚商会のDX統合パッケージにdotDataのAI機能を標準実装 中堅・中小企業で意識せずAI活用可能

 大塚商会とdotData, Inc.(アメリカ カリフォルニア州、以下 dotData社)は、大塚商会が提供する企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の基盤作りを支援するDX統合パッケージに、dotDataを利用したAI機能を標準実装すると、2月6日に発表した。
 これにより、DX統合パッケージを利用する中堅・中小企業は、データサイエンス等の技術知識、スキルやデータ・分析基盤に対する大きな投資がなくても、日々の業務の中でAIによる判断や支援を受け、業務の効率化・高度化を実現することができる。6月に予定している第一弾として、販売管理における各種データを活用した商品別の需要予測機能を提供する。

 大塚商会とdotData社は、2022年4月に中堅・中小企業のDXとAIを加速するというビジョンを共有し、戦略的アライアンスを発表した。今回のDX統合パッケージへのdotData組み込みは、このビジョンを実現する第一歩となる。

 大塚商会のDX統合パッケージは、販売・会計・人事給与・ワークフロー・ドキュメント管理など、中堅・中小企業のバックオフィスのDXを実現するプラットフォームである。
 今回の連携では、このプラットフォームの利用を通じて蓄積されている業務データに対してdotDataを自動的に連携し、AI機能をDX統合パッケージのGUI上で提供する。これにより、利用者はデータの準備や加工、機械学習モデルの構築などの作業を意識することなく、「商品需要予測」、「販売数予測」、「人員適正配置」などの高度な分析を利用して、速やかに効果的な業務戦略施策に繋げることができるようになる。また、dotDataを利用したAI機能は、大塚商会が管理するクラウド環境上で展開するので、導入企業はデータ・分析基盤を自社で準備することなく利用することができる。

 大塚商会とdotData社は、今後もDX統合パッケージ内でさまざまなデータ分析の結果を活用できるユースケースを追加していく。「AIを意識することなく、データ分析における専門知識がなくても、AIが導き出してくれるインサイトを業務にシームレスに利用できるサービス」を実装し、中堅・中小企業のバックオフィス全体のDX加速とAIの民主化を支援していく。