エプソン 台紙無しラベル対応機と無線対応モバイル機 レシートプリンターを発売
エプソンは、サーマルレシートプリンター「スタンダードモデル」の新商品として、台紙無しラベル印刷が可能な「TM-L100」と、「モバイルモデル」の新商品として「TM-P80II」「TM-P20II」を11月上旬より発売すると、10月5日に発表した。新商品の今後1年間の販売目標台数は、「TM-Lシリーズ」は約5,000台、「TM-Pシリーズ」は約1万台。
「TM-L100」は、おもに小売・飲食市場での会計レシートや厨房への調理指示伝票の印刷はもちろん、デリバリーやテイクアウトでニーズの高い、台紙の無いラベルへの印刷が可能である。近年ラベル印刷の現場では台紙からラベルを剥がして商品に貼付し台紙を捨てる一連の行為が、業務スピードと環境配慮の両面から困りごととして取り上げられている。ニューノーマルにおける新しい業態(EC、デリバリー、テイクアウトなど)においても、商品ラベルや取り置き容器ラベルなど、ますます多様化するラベルニーズに対応する。
「TM-P80II」「TM-P20II」は、バッテリー駆動ができるモバイルプリンターで、市販のUSB充電機器(TypeC)やパソコンに接続して充電が可能なため専用電源アダプターは不要になった。バッテリーを取り出して充電する場合は、オプションのバッテリーチャージャー(シングル/4連)で対応が可能である。
また、「TM-P80II」は、紙幅、カット方式(オートカッター/マニュアルカット)、インターフェイスによって6種類のモデルを用意しているので、ニーズに合わせて選択することが可能である。
使用する屋外や屋内の温度環境にも幅広く対応し、持ち運び時の落下耐性も高めた。
今回発表する「TM-L100」「TM-P80II」「TM-P20II」は、「クリーン&スタイリッシュ」をコンセプトにデザインを一新している。店舗運営のシーンでは昨今の感染症対策のために日々の店内の清掃・消毒といった業務に重点が置かれている。そこで、ふき取りなどがしやすいよう凹凸を減らし、業務効率化に貢献できるデザインに仕上げた。「TM-L100」は、会計シーンや厨房などでもなじみやすいデザインに、「TM-P80II」「TM-P20II」は、可搬型業務での使い勝手を重視した軽量・コンパクトなデザインになっている。持ち運びに便利なさまざまなオプションも用意している。
両モデルとも、従来のPOS用途に限定しない幅広いニーズへの対応を実現する。