富士フイルムBI 多様な用紙出力とセキュリティーを強化 A3カラープリンター発売
富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、「ApeosPrint」シリーズの新商品として、多種多様な用紙出力とセキュリティーを強化したA3カラープリンターのフラッグシップモデル「ApeosPrint C5570/C4570」を10月5日から発売すると、9月28日に発表した。年間販売目標台数は、国内で3,000台。
「ApeosPrint C5570/C4570」は、流通・小売・サービス・医療などさまざまな業種・業務で活用できるよう、耐水紙・プライスカード・⻑尺用紙・ラベル用紙・圧着用紙・耐水フィルム・名刺・封筒・はがき・薬袋など、多種多様な用紙出力を可能にした。特に、薬袋出力(オプション)においてはトナー定着器の温度制御の最適化により、サイズや種類の異なる薬袋でも生産性を落とさず高品質なカラー出力が可能となり、医療現場での業務効率を向上させる。加えて、今回新たにインクジェット紙郵便はがきにも対応した。
また、新製品は、強固な情報セキュリティーを必要とする業種でも安心して利用できるようネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの漏洩防止対策を強化している。具体的には、以下へ対応している。
(1) 米国セキュリティー対応基準「NIST SP800‐171」への準拠
(2) 無線LANのセキュリティーを強固にした新しいプロトコル「WPA3」への対応
(3) 国際標準規格制定団体のTrustedComputingGroup(TCG)が策定した最新の暗号化規格に適合したセキュリティーチップ「TPM(Trusted Platform Module)2.0」の採用
(4) プリンター起動時のプログラム診断機能の強化
出力の後処理工程では、環境配慮と安全性向上のために、独自開発の針無しステープル対応フィニッシャー(11月発売予定)を新たにラインアップに追加し、最大10枚までの文書を針無しで1か所または2か所で綴じることが可能となる。さらに、用紙補給作業をスムーズに行うことができる自動引き込みトレイの採用や、今回新たに最大5,880枚の給紙を可能とする大容量給紙トレイをラインアップに追加したことで、大量の出力を必要とするお客様の業務をサポートする。
標準価格は、カラー・モノクロとも印刷速度55枚/分(A4ヨコ)の「ApeosPrint C5570」が税別53万4,000円、同じく45枚/分の「ApeosPrint C4570」が同44万2,000円。