日本HP 音声や映像の品質向上 会議室向けソリューションを発売
日本HPは、会議の品質を向上する新たなソリューション「HP Presence Meeting Room Solution」を10月から順次発売すると、7月15日に発表した。
「HP Presence Meeting Room Solution」は、会議室の規模や目的により必要な構成を組み合わせ、会議室に常設して利用するハードウェアで、直感的な操作で充実した会議体験を実現する。使用していない時にカメラを物理的に隠すプライバシー機能や、Windows OSだけでなくPC深部のファームウェア/BIOSやハードウェア、PC外部のインターフェイスを含めて多層的に保護するセキュリティ機能「HP Wolf Security for Business」を搭載する。
さらに、高いリモート管理性が特長のインテルvProプラットフォームを採用し、高いセキュリティを保ちながら円滑なコラボレーションを可能にする。コミュニケーションとコラボレーションプラットフォームとして、Microsoft Team Roomsに対応する。
「HP Presence Meeting Room Solution」は、全体を制御する小型のデスクトップPCと、マイク/スピーカー/操作パネルが一体となったコントローラーの組み合わせを基本とし、その他の拡張機能をオプション製品で提供する。
それぞれのコンポーネントは以下のとおりである。
●「HP Presence Mini Conferencing PC」
HP Presence ControlおよびHP Presence Control Plusを制御するPC(HP EliteDesk 800 DM)で、「HP Wolf Security for Business」とインテルvProプラットフォームの統合管理によってIT部門の管理工数を削減する。
●「HP Presence Control」、「HP Presence Control Plus」
薄型のコントロールパネルで、人を検知するセンサーと連動して入室時にシステムの自動起動に対応している。スピーカーとマイクは「Audio by Bang & Olufsen」テクノロジーを採用、AIベースのノイズキャンセル機能や最大6mの集音性能を有する高性能マイクを四方に配置し、設置場所の音響特性に応じたサウンドキャリブレーション機能の実装など、専用デバイスならではの高いオーディオ性能を搭載する。
「HP Presence Control」は、ハドルスペースから小規模の会議室までに適している。また、「HP Presence Control Plus」は、中〜大規模な会議室に対応している。
●「HP Presence See 4K AI Camera」(オプション製品)
プレゼンターに合わせたフレーム移動機能や、プレゼンターの細かい表情までも読み取ることができるピクチャーインピクチャー機能を備える。水平:120度、垂直:90度、対角:150度のカメラ視野で、最大32人までの人物検知機能・防振スタビライザーを内蔵。利用しない時はカメラが機械的に回転して下向きとなりプライバシーを確保する。
●「HP Presence Audio Video Bar」(オプション製品)
より多くのスピーカーやマイクが必要となる規模の会議室に向け、単一指向性マイク4つ、合計6つのスピーカーおよびツイーターを追加する。
●「HP Presence Hub & HP Presence Talk」、「HP Presence Talk Satellite Microphones」(オプション製品)
「HP Presence Hub & HP Presence Talk」は、マイクとオーディオ機能を搭載。「HP Presence Talk Satellite Microphones」は、「HP Presence Control Plus」に直付け可能なマイクである。
価格と発売時期は、「HP Presence Mini Conferencing PC」+「HP Presence Control」が予定価格税込53万円前後で10月発売予定。「HP Presence Mini Conferencing PC」+「HP Presence Control Plus」が同68万円前後で2023年2月発売予定。「HP Presence See 4K AI Camera」が同15万円前後で10月発売予定。その他のオプション製品は、2023年2月以降の販売を予定している。