キヤノンITS FAXサーバシステムの新バージョン発売 クラウドストレージを利用
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、FAXサーバシステム「ライトニングFAX」の新バージョンを7月15日より販売開始したと、同日発表した。新バージョンでは、マイクロソフトの「Microsoft SharePoint Online」のクラウドストレージを利用したFAXの送受信ができる機能を追加し、リモートワークにおけるFAXを利用した業務の効率化を支援する。新バージョン「ライトニングFAX Ver.6.02」の価格は、税別17万円〜。
FAXは、ビジネスにおける取引の電子化が普及した現在でも、商習慣として継続的に利用されている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止策をきっかけに在宅勤務や外出先からのリモートワークスタイルでの働き方が常態化する中、取引先とのFAXの送受信のために出社しなければならないことは、FAX利用業務における負担となっている。また、受信FAXの内容を電子化して業務システムと連携させる際の時間と手間の効率化も喫緊の課題である。
このような課題に対し、キヤノンITSは、FAX文書の電子管理やITシステム連携を実現するFAXサーバシステム「ライトニングFAX」とクラウド型ストレージサービス「Microsoft SharePoint Online」を連携させたFAX送受信対応ソリューションを提供し、FAX利用業務の課題解決を支援する。
■新バージョンの特長
(1) 「Microsoft SharePoint Online」のクラウドストレージにつなげることで、リモート環境下においても取引先とのFAXの送受信が可能となる。
(2) 受信したFAXの通知機能を「Microsoft 365 Exchange Online」のメールにも対応し、リモート環境下でのメールによるFAX送受信通知機能の導入が容易になった。
(3) 受信データを「CaptureBrain」などのOCR製品と連携しやすいTIFF形式で保存可能となり、手書き帳票の電子化や入力作業の省力化に繋げることができる。