東芝テック ショッピングセンター向けクラウド型テナント売上管理サービス発売
東芝テックは、ショッピングセンターを運営管理しているデベロッパ向けに、クラウド型テナント売上管理サービス「SX-8000」を7月1日に発売したと、同日発表した。販売予定数は、5年で400施設。
ショッピングセンターを取り巻く事業環境は、コロナ禍での売上への影響、消費者行動の変容やリモートワーク対応といった働き方改革などによって大きく変化しており、課題も深刻化・多様化している。
「SX-8000」は、刻々と変化するデベロッパの課題にスピーディーかつ柔軟に対応すべく、オンプレミスを廃止し、クラウドサービスとして提供することでお客様の利便性向上を図った。また、同時にリリースする「契約管理サービス」を用いることで、デベロッパ担当者が属人的に管理していたテナント企業との契約締結の進捗状況を社内で共有することが可能となり、締結が完了した契約条件はテナント管理サービスとシームレスに連携を行うことができる。
さらに今後、「SX-8000」は、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA(エレラ)」と連携し、精算業務のさらなる効率化やパートナー企業と連携した幅広いサービスの提供を計画している。
【「SX-8000」の主な特長】
(1) リモートワークへの対応
従来は、POSネットワーク上にある専用PCを利用する必要があったが、コロナ禍でのリモートワークでの対応ニーズの増加に合わせ、インターネット接続環境下において本システムでの業務が可能となる。
(2) 売上精査業務の効率化
「スマートレシート」を活用した精算データの連携、決済取引レシートの連携により、ペーパーレス化が行える。ペーパーレス化により、デベロッパで実施している精査業務をセンター化できる。また、東芝テックのBPOサービスの活用で業務代行することも可能である。
(3) 多彩な新サービスとの連携
フードコートでの複数テナントの注文を一括で取りまとめできる「SkipOrder(スキップオーダー)」との連携、リアルタイムでの意思決定を支援する「BIツール連携」、テナント企業との契約締結状況を管理する「契約管理サービス」との連携など、さまざまなサービスをラインナップしている。クラウドサービスの継続的な機能アップにより、市場の変化に合わせた新規サービスをいち早く導入できる。デベロッパやパートナー企業とともに新規サービスの実証実験・サービス化の取り組みを加速する。